2023年10月31日
東京都現代美術館の最後の部屋の「寒山百得」が今回(東博)につながったように、現在発表中の「寒山百得」展が、この先きへつながっていく。

次回展は「寒山百得」が崩壊されながら、さらに次々回展へつながるはずだ。

だから2025年展のためにも是非今回の「寒山百得」展を見ていただきたい。

「寒山百得」展のあと、次のシリーズに目下取りかかっている。このシリーズの発表は2025年、2年後になるが、この2年後の作品は実は目下開催中の「寒山百得」の答になると思う。そのためにもこの「寒山百得」展を見るのと見ないでは、全く次回展の理解度が変ると思う。

2023年10月30日
12月にはアンリ・ルソーの絵を描きかえた「アンリ・ヨコオ・ウッソー」(国書刊行会)がいよいよ出ます。描き下しも10点以上追加しました。

「死後を生きる生き方」は語り下しなので、いつか文章化したものをと思っていますが、今は絵を描くことが忙しくって…。とにかくこの本のために今のところ毎日サインをしています。

「時々、死んだふり」(ポプラ新書)とこの「死後を生きる生き方」は2部作という感じかな?
https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1810

この本の表紙と中には森山大道さんに写真を撮ってもらいました。カルティエ現代美術財団のカタログにも沢山撮ってもらっていますが、森山さんの写真は人間の中味まで写すんですよね。
https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1851

やっぱり、人間、死んだらそうなるかは、人間の永遠の疑問というか、テーマですね。そんなことを子供の頃から思いつづけていました。それを、今度、集英社新書で書きませんか?といわれて、書くのは何んだけど、話しましょといって語った本です。

2023年10月26日
YouTubeのアート専門番組「MEET YOUR ART」のスペシャル対談で森山未來さんと「寒山百得」展(現在、東京国立博物館で開催中)について語りました。
本日午後7時より配信されます。https://youtu.be/BSgYV287PDA

「死後を生きる生き方」が集英社新書で出ました。写真は森山大道さんです。死後は死ぬんじゃなく、死後が本当の生き方が始まります。そのために今の現世を生きるのです。まあそんなことを書いています。
https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1851

死んだら無と思う人はインテリです。僕はインテリじゃないので死んだら有です。なぜ死んでも生きるかというとことを書いています。書くというより、しゃべった本ですが。

「時々、死んだふり」と合わせて「死後を生きる生き方」も読んでみて下さい。「死んだふり」はまだ生きているけれど「死後」は死んでからの話です。

ここの東京国立博物館は日本の古典芸術専門なので、ちょっと足が重いと思う人もいますが、この僕の「寒山百得」展は、マルセル・デュシャン展に続いて、日本人で初めての現代美術展になっています。これを機会にこれからも現代美術展が開かれるかも知れません。

11月に入ると、NHKが3本ばかりドキュメントや日曜美術館などで放映します。混む前に見にいって下さい。

2023年10月25日
今月の「青春と読書」に糸井重里さんの「死後を生きる生き方」の書評が掲載されています。ぜひ読んで下さい。
http://seidoku.shueisha.co.jp/2311/read11.html

寒山拾得、しかも唐の時代の中国、これを聞いただけで、行く気になりませんよね。でも上野の東博の表慶館の「寒山百得」展を見て下さい。ゲッ!というほど、本来の寒山拾得をひっくり返しています。

とにかく西洋人の来客が多いそうです。でもぼくの作品の中には残念ながら古い日本はありません。タイトルを「KANZAN 100TOKU」にした方がピッタリだったかなと思います。

ここの東京国立博物館は日本の古典芸術専門なので、ちょっと足が重いと思う人もいますが、この僕の「寒山百得」展は、マルセル・デュシャン展に続いて、日本人で初めての現代美術展になっています。これを機会にこれからも現代美術展が開かれるかも知れません。

11月に入ると、NHKが3本ばかりドキュメントや日曜美術館などで放映します。混む前に見にいって下さい。

2023年10月23日
今年度の文化功労者選出の報道で沢山の方からお祝いの祝電やメールをいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。

「死後を生きる生き方」(集英社新書)が今日発売。この間は「時々、死んだふり」を出しました。今度は死んだふりのあとの死後の話です。死について考えることは、生きることと同意語です。

昔から死についてばかり考えて生きてきました。作品もそうです。まあ生きているうちに、書いとかないと、死んでからでは間に合わないからね。書いたというよりしゃべったものです。書くと考えるけど、しゃべると考える間がないので、逆に本音がでるかも。

死を避けると怖いけど、死を取り込むと、案外、怖くなくなるんですよね。この本は怪談じゃないので、笑えるかも。

上野の東博の寒山百得展が間もなく11月に入ります。とにかく外国人が多いのと、来館者のほとんどが顔がゆるんでいるそうだ。大半の人が表情が柔らかくなっているのが特徴だという報告が毎日入ります。東博では今まで経験しないできごとらしい。

102点全作一気の描き下しで、作品タイトルは全て制作日です。日記を見るように見てくれているようです。

見た人は一人の画家の作品というよりグループ展を見ているように、作品のスタイルが次々変化しているという報告が沢山入っています。

同じスタイルの絵が描けなかったのは短期間(1年)に連続的に描いたからです。アスリートになったつもりで、タッタカ、タッタカと描いたからでしょうね。

糸井重里さんは誰か無名の画家の展覧会にしても面白かったのではというようなことを言ってくれています。北斎みたいに名前を変えて新人展にするのも面白かったかも。

何度も見に行ってくれる人もいるようです。ざっとテーマを見て、2度目は表現(洋式、技法)を見たという人もいました。

現在、この展覧会のために2本の1時間を越えるドキュメントをNHKが撮ってくれて、他にNHK日曜美術館も。

2023年10月17日
新しい出版のお知らせ
「死後を生きる生き方」(集英社)が発売されました。
https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1851

2023年10月10日
朝日新聞の今日の夕刊に、編集委員 大西若人さんの「寒山百得」展の素晴らしい批評が掲載されています。ぜひ読んで下さい。
夜中に変なニオイがして起きると枕におでんがウンコ。目が覚めたので、糸井さんが出してくれた僕の本「横尾忠則の生活」を読み始めたら、面白くて、止められなくなった。実はこの本を読んでいなかったらしい。人ごとみたいに「ヘェー」と思って読んだ。

念のために、「ほぼ日ブックス」刊(1320円)。アートプラネットのHPでもあつかっていると思う(サイン入り)。https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1649

今、出ている本「時々、死んだふり」(ポプラ新書)。死んだふりをして今日まで生きてきた。死んだふりをすることで軽く生きる。本の内容も軽い。https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1810

2023年10月06日
糸井重里さんのほぼ日の「今日のダーリン」に東博の「寒山百得」展について書いたエッセイ、ぜひ読んで下さい。これを読んでみるのと読まないでみるのと違ったモノが見えます。ぼくも、これを読んで、もう一度行きたくなりました。
https://www.1101.com/m/recent/darling.html

2023年10月05日
東京国立博物館へ行った人の話を聞くと、大抵の人が外国人が多かったといいます。一体どこで情報を得て、あの上野公園に行くんですかね。外国人の感想を聞いてみたいけど、どうすればいいのかな?

今後も色んなメディア(テレビも3本位)で広報されますが、描いた本人は自分の展覧会は恥ずかしくって見れないんですよね。

行った人に聞くとグッズコーナーに色んなグッズがあって面白いそうです。

寒山拾得の名を知らない人も多いと思いますが、実在したかどうかも怪しい存在ですが、究極の自由人です。何んでもありの風狂の禅僧です。だからぼくの絵も何んでもありです。

2023年10月03日
イッセイミヤケとコラボした「寒山百得」展の出品作品10点が、ドレスになって発表。目下、銀座のISSEY MIYAKE GINZA「CUBE」で開催中だが、パリでも発表されて、各国の報道関係者取材にきたという新聞記事を見て、あゝ、そうなんだと思う。東京では銀座4丁目の和光の裏通りのスペースで開催中。

この間の日曜日に東博の「寒山百得」展を見に行った人は人がいっぱいだったと。後半になると人が多くなるので、なるべく早めに。102点、じっくり、ゆっくり、見てもらいたいですね。

目下、ポプラ新書「時々、死んだふり」が刊行されたばかりですが、近日中、集英社新書から「死後を生きる生き方」が出ますが、韓国の出版社も翻訳して出します。中国、台湾からは目下翻訳中の本も含めて、すでに5、6冊も出ています。

アメリカのコレクターから大谷の絵を頼まれて完成したけれど、もしや他チームに行くんだったらユニフォームを変えなきゃ。コレクターはどういうかな?



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