2月27日
今朝の夢も昼間の情況がそのまま移行したもので、夜の無意識がなんだか顕在意識になってしまって、昼が二倍になった感じだ。

天気がいいので公園で読書でもしようかな。それともアトリエで絵でも描くか。どっちいにしても瞑想しているようなものだ。

2月25日
夜中といっても眠って3時間後位に目が覚めてトイレに行く。そのあとベッドの中で読書したり、文を書いたりして、小一時間して再び寝るがしばらく寝つき悪く、そして次は5~6時に目が覚めて、また本を読み、7時頃また眠ると8時半か9時頃に目が覚め、夢日記を書いて朝食。

午前中シュタイナーの「魂について」を読む。難解だが面白い。午後からアトリエで日経新聞の「奇縁まんだら」の肖像画(市川房江のしわくちゃ婆ちゃん)を描く。

○本日の寄贈本
インターシフトより「スーパーセンス」ブルース・M・フード著
保坂和志さんより「猫の散歩道」中央公論社

2月24日
今朝救急車で運ばれる夢を見たとツイッターで書いたら、夢ではなく現実と思った人から実に沢山のリツイートをもらって、逆にこっちが元気であることにびっくりしてしまった。

岡山県立美術館と高知県立美術館での個展(6月1日より)の作品一点一点についてコメントをする。意味もなく描いた作品は一点もない。カタログを照合しながら展示作品を見てもらえば、今までの観賞法とはかなり違った見方ができると思いますよ。

本日は甘酒とチョコととんかつとおはぎと、せんべいと、クッキーと鯛焼を食べた。ほとんど幼児と変らない一日だったなあ。

2月23日
小林秀雄の「作家の顔」と岡潔との対談「人間の建設」を買う、今晩から読むのが楽しみだ。他に羽生善治の「大局観」とルドルフ・シュタイナーの「魂について」も読書中だ。今夕は朝日新聞の書評委員会だから、そこでまた何冊か見つかるだろう。

2月21日
「週刊読書人」の編集者、宮野さん、角南さん来訪。4月からの連載エッセイの打合せをする。作品のインスピレーションになった源泉、例えば、人物、本、映画、演劇、旅、音楽、美術などについて書くことになった。

美術評論家の倉林靖さんが書かれた「岡本太郎と横尾忠則」(発行=LLPブックエンド)が発刊されました。是非読んでみて下さい。

2月19日
-お知らせ-
「Prints 21」(プリンツ21)という季刊誌に日記を連載しています。もう10年くらい書いているのではないかな。ツイートもブログとも違う。いわゆる日記です。

天気はいいのだがなかなか暖かくなってくれない。外出はニット帽とマスク、サングラスは欠かせない。防寒用と花粉対策です。

2月18日
鎌田憲資さんへ
生きるとは何か?ですって?。わかりません。とにかく今日を生きるしかないんじゃないですか。幸福な死を目指すために、また幸福な生を目指すためにあなたは生きるいきているんだったらそれでいいじゃないですか。何をゴジャゴジャ考えているんですか。ぼくはあなたのような考えを考えたことなく生きてきました。そして今も生きています。

○本日の寄贈本
日経プレミアシリーズ「宇宙をめざした北斎」内田千鶴子著

世田谷美術館の佐藤忠良展を観る。彫刻はあんまり見ないが、今日はじっくり観賞した。女性客が圧倒的に多かった。裸婦と子供が多いせいか。動的というより静的な作品だ。

2月17日
深夜に目が覚めると、必ず本を読むクセができてしまった。それも2~3時間で目がパッチリと覚める。こーいう時は努力して眠ろうとするだけ無駄だ。だから他のことに利用する方がいいと思う。だけどこのままズルズル起きてしまうと疲労を重ねることになる。深夜の時間の進行はやけに早い。深夜起きていると12時以降は特に白血球が減少するので、眠る方がいいに決まっている。読書もほどほどだ。まして深夜にツイッターなど相手にしていると時間が勿体ないと思うんだけど。

2月16日
れび様
いつも贈物ありがとうございます。ご住所、お名前がわからずお礼ができませんでした。ありがとうございました。

昨夜、めったに服用しない安眠剤を飲んだら、寝過ごし、今日はファファしていますが、疲労はとれました。くせになるのでおすすめはしませんが、ぼくはよほどの時にしか使いません。
今日は新しいエッセイ集の出版の打合せをしましたが、決定すれば報告します。

2月14日
「TRANSIT」誌から今まで、ギリシャ、スペイン、モロッコへの旅の依頼があったが、期待が大き過ぎて、三度共熱病にうなされドタキャンしてきた。今またトルコの話もきているが、行きたい気持ちが拡大すると、また熱病が生じそう。いつも行く前に熱中するからだ。

2月12日
○本日の寄贈本
クラブキングより「DICTIONARY 138」FREE PAPER

きれいじゃない雪の日に歩いていても、ただただ歩くだけ。寒いのに汗ばむ。途中スーパーでユンケルGを買って飲む。ちょっと酔っぱらった感じ。終日雪だからどこかに消えた黒タマ一派。どこで何をしているのだろう。何か食べたのかな?猫ごときだけど心配。


2月11日
雪の日朝からひとりアトリエで絵を描いている。運動がてらに街に出て、そばを食べ、絵具を買って、本屋をのぞいて、事務所の猫に会いに。でも雪のせいか姿は見えない。鼻が汚れているので、スタッフがきれいにふいてやったそうだ。自分では美人になったかどうかはどうでもいいことだろうけれど、われわれの問題なんだ。

夕方まで制作だが、今日のように暗いと色がよく見えない。特に油絵具はテカテカ光るので仕上げは無理だ。絵具が乾くまで小品を描くことにしよう。音楽を聴いたり、何か飲んだり、おやつを食べたり、アトリエのすぐ横の森の遊歩道の人を見物したり。まあ飽きることがない。

2月10日

今日はしばらくぶりでオイルマッサージに行く。終わった時は、頭髪まで濡れるほど全身汗をかく。どうしてこんなに汗が出るのかわからない。わからなくても汗が出たんだからいいことだろう。

映画で「あしたのジョー」が放映されるらしい。1970年に「少年マガジン」の表紙に「あしたのジョー」の絵を使ってデザインした。その後この表紙絵を版画に!という希望が多く、シルクスクリーンの版画を制作したが、今度その版画の残部をわずかだが販売することになった。ちばてつやと横尾のサイン入りである。他に「巨人の星」も同時発売。Online Shopの欄にアクセスしてみて下さい。

2月9日
昨夜雨が降ったので少しは湿ったかも知れない。今まで花粉症を意識したことは一度もないが、鼻水がでたり、クシャミをする、時には目が乾く、これって花粉症だろうか。元々がアレルギー体質なので喘息持ちなんだけれど、喘息の人は花粉症にならないといわれたけど、どうなんだろう。

アトリエには陽が差すので、今日なんか絵を描いていて眠くなる。だけど絵はその反対に、目が覚めそうな色を使ってしまう。

この間ヘアーカットしてもらったのが気に入らないので今日もう一度やり直してもらう。もちろんサービスである。

2月8日
スカイ・ザ・バスハウスの白石さんと斎藤さん来訪。「アート・フェア・東京2011」(東京国際フォーラム)に出品(小個展)の作品の選択をする。白石さんの運転で国立国際美術館の「シュルレアリズム展」のオープニングへ行く。好きなピカビア、キリコ、エルンスト、マグリット、デルボーなどが、ポンピドゥセンターで見たものが大半だった。アンドレ・マッソンがやたらと目についた。

環八の手前の世田谷通りに面した今川焼屋がいつも気になっていたが、やっと買えた。黒ごまあんはもうひとつ。白石さんのあずきあんの方が美味しそうだった。次はあずきあんに決めた。

六本木のけやき坂のイルミネーションに感動していたらタクシーの運転手は、「去年の11月頃からありますよ」と今頃驚いているのが不思議そうだった。

2月7日
今年の横浜トリエンナーレに出品することが決まり、同じ出品するなら全作新作で行こうと思う。昨年は制作が少なかったので今年は少し負荷をかけてみよう。

去年は身体に対して用心深過ぎて、何かあると、すぐ病院に飛んで行っていた。そんな慣習を今年から「なるようにならない」ことから、「なるようになる」慣習に切り替えることにした。

今年は内外の展覧会が集中している。このことは体調が上向きになるという予感と考えた方がよさそうだ。昨年の肉体休息期が終り今年は精神の活動期に入ったようだ。

2月6日
2日連続10時間睡眠のあと、不眠が続いて、やっと正常に戻る。仮眠もたたるが、不眠はもっとたたる。同時にあわや便秘かと思ったがうまく切り抜け、いたって健康。ただこの季節は喘息のため、咽の奥でヒューヒューと木枯らしが吹いている。

「ファブリ」なんかの200円位の画集を買おうと思って近所の古書店にいったが、売れないのでついこの間店頭から消したそうだ。まとめてごっそり買おうと思ったのに。

昨日、野良猫のエサやりをサボったので、今日はぼくの姿を見つけた猫どもが事務所の入り口に殺到してきた。それにしても全員太っている。あちこちに出没してエサを貰っているのに違いない。

2月4日

イナリさん
目的に拘り過ぎていますね。目的が悪いわけではありません。目的という言葉に振り回されてはいませんか。

この間から10時間も眠る日が続いたせいか昨夜は1時間半位で目が覚め朝まで眠れず。このままじゃ体調を崩しそう。もしかしたらスポーツドリンクを飲んだら?と思って飲んだらたちまち回復する。点滴と同じ効果があるみたい。

猫(タマ)の取材がありましたが、写真嫌いのタマは、取材に応じず、ぼくが猫に変わって代弁しました。

今日はポカポカした陽気だ。公園で仕事をしよう。発想を変えるためにぼくはよく場所(旅行)を移動する。

ニューヨークのコラージュ作品の個展に合わせて作品集を出すことになり、その打合せをK出版社の編集者と行う。海外版を先行した本作りになりそう。作品の大半はすでにアメリカのコレクターに渡っているので、新作を大量(?)に制作することになる。

2月3日
今日は午前中からニューヨークのマーク・ベンダーギャラリーのオーナーと、個展の打合せをする。すでに2回展覧会をしており、出来れば年内の11月か来年の2月の予定。今回はコラージュ作品の展覧会になる。そのために新作を制作。さらに1年後には絵画展を予定。

昨夜は夢も見ず(見たかも知れないが記憶なし)に、まともに7時間眠る。7時間が一番快調。

去年とは異なる流れが来ているので、今年はたっぷり制作したいものだ。そのためには義理を欠くこともあろうか。

2月2日
○本日の寄贈本
平凡社より 別冊太陽「法然」

3本立の夢を見て目が覚めた。10時間も眠った。乾燥しているのか身体がかゆくて、寝ながらかいていたのを憶えています。

「新潮45」3月号に書いた原節子の原稿が編集者から「たいへん、たいへん面白い原稿」とお誉めの言葉を与った。前半分、後半分、ガラッと変った話だ。

今週日曜日掲載(日経新聞)の「奇縁まんだら」に岡田嘉子のポートレートを描く。描きながら寒くって。そーいえば彼女は極寒のロシアに恋の逃避行をした人だったから、寒いのは当り前。

夕方からヘアーカットに行く予定。少々刈り上げようと思ったけどこう寒くっちゃ。

2月1日
○本日の寄贈本
白水社より「ジョゼフ・コーネル=箱の中のユートピア」デボラ・ソロモン著
日本経済新聞社「二十世紀のポスター<タイポグラフィ>」東京都庭園美術館カタログ

今日は少し暖かい。しばらくこの暖かさが続くという。寒くても暑くても絵は描きにくい。気温関係なく、いつも描きにくいのである。それにしても画家なんて変な職業だ。

ジョゼフ・コーネルは好きな作家だ。今日送られてきた彼の伝記を読むのは楽しみだけど400ページの大著だ。しばらくコーネルとつき合うことになりそうだ。

三日三晩カレーを食べた。昔は三日三朝ぜんざいを食べた。


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