2016年12月19日
今朝(12/19)の朝日新聞の鷲田清一さんの「折々のことば」にぼくの「時間よりも、むしろ何を何回やったかという『回数』のほうが、大事なんです」という言葉が抜粋されています。糸井重里さん、細野晴臣さんと鼎談した時のことです。

どーいう意味かというと、人生を時間でとらえると、そこで終るけれど、何を何回することで自分を変えてきたかがぼくの寿命で、寿命を時間で計算するとつまらない。時間の代わりにぼくは回数巻を沢山持っています。

1966年以来「ピンクガール」シリーズを何年間描いているかとよく聞かれるが、時間ではないのです。何回反復してきたかということが重要なんですよね。飽きっぽい性格から発想した考えです。

2016年12月09日
映画「ターザン」を観た。ワイズミュラーのあの悲哀の雄叫びもない、ズボンを穿いた英語ペラペラのターザンは「ぼくのターザン」ではない。スパイダーマンが見たいのではなくターザンが見たいのだ。

2016年12月08日
お待たせしました。アマゾンで品切れになってしまった「死なないつもり」(ポプラ新書)がやっと入荷したようです。またこの本を「久米書店」(日本テレビで1月13日23時30分より24時まで)取り上げてくれます。詳しくはそっちでまたどうぞ。

東京ステーションギャラリーで開催中の「高倉健展」で映像空間と滝のポストカードのインスタレーションを演出しています。こっちもどうぞ。

2016年12月06日
甘い物の手土産は禁じているのに今日またまた沢山貰った。じゃカライものも飲めないのでこれもダメ。その中間はOKです。

どんどん穴の中に落ちていくように日が暗くなる。でも今月の冬至が過ぎれば一日一日、日が長くなる。そーなると作品も増える。

出版社、書店がらみで、読書をすすめる運動がやたらと目につくけれど、そんな時期に「言葉を離れる」(青土社)という本を読まない生活を主張した本を出したら、それが本の虫(失礼)のような審査員の方々がえらい評価をしていただいて、今年度の「講談社エッセイ賞」を頂いた。一番驚いているのはぼくだ。

ピカソもウォーホルも本はあまり読まない。もっと凄いのはフェデリコ・フェリーニ監督だ。彼は50才になって不眠症になってから本を読み出した芸術家だ。芸術家は作家と違って肉体で物を考え、行動するから、そのことが読書みたいなもんだ。

絵を描くことは頭の中から言葉を廃除して、無心になることで創造的な仕事をする。そして言葉を超えていく。だから本は趣味程度でいいのだ。「読め、読め」とやかましく言う人は別の価値観を持てばいい。

ぼくなんか本を読む時間があるなら、絵を描いたり、散歩したり、自然と関わる時間の方を大事にしたいと思う。

2016年12月05日
NHKのEテレの「団塊スタイル」を沢山の人から見たというメイルありがとう。あんまり見られるとはずかしいけれど、今週金曜、9日朝11時から45分再放送するみたい。

2016年12月01日
手土産で甘い物をいただくことが多く、医者からも甘い物は禁じるようにいわれています。今後甘い物はご遠慮下さい。甘くなければいいです。

糸井さん社名変更おめでとうございます。また細野晴臣さんとの対談「軽ーく」について、色んなこと話せるといいですよね。

今日は「久米書店」という番組に出ました。「美人店員」壇蜜さんのトローンとした空気感が店主久米宏のパキパキ空気と丁度いい。その真中で適当に遊んできました。放映日はいつ? 正月明け頃じゃない?

色んな本の感想がありがとう。「探している」「見つからない人」のためにもう一度紹介します。「横尾忠則千夜一夜日記」2013〜2016年(日本経済新聞出版社)。「ポルトリガトの館」ダリの家を訪ねた怖〜い話(ちくま文庫)。

「言葉を離れる」(青土社)今年度講談社エッセイ賞。「死なないつもり」(ポプラ新書)増刷出来。



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