YOKOO'S VISION - 横尾忠則の日記 -

2019年08月

先週土曜日の朝日新聞書評をカタカナで書いた。佐藤春夫がカタカナで書いた怪異小説を読んだ時、小説の中味より、全文カタカナ文が、気持ち悪くてコワイ感じがした。怪談小説の書評だから、佐藤春夫のカタカナ文をフェイクしてみた。ところが紙面に掲載されると、ビジュアル作品のよーに見えて愉快だった。

ぼくの世代の人間は小学一年の教科書は全部カタカナだった。今の人はカタカナ文を知らないので珍しく感じたんじゃないかな? 二年生になると、今度はひらがなばかりになった。カタカナがひらがなになった時、急に難しく感じたのをおぼえている。

三年になると、漢字がポコポコ出始めた。だけど三年の夏に終戦を迎えた。そしてアルファベットが出てきて、ローマ字を習った。

今の、一年生、二年生、三年生の教科書の文字はどーなっているんだろう?

戦後、進駐軍がやってきて、変な感じには全てチェックが入った。例えば「切腹」とか「忠義」とかの漢字は消えた。

箱根神社で七福神のおみくじを引く。過去2回ここで引いた七福神のおみくじが、いつも寿老神の小さい金剛仏が出た。今回は誰? と期待。なんとまたまた数年の間に3回とも寿老神。寿老神は延命長寿の神で、老齢のぼくにとっては嬉しいサプライズ。

翌日、箱根の彫刻の森美術館で高階秀爾先生とピカソの剽窃についてのトーク。とにかくピカソは面白い。

指が痛いのでレントゲンを撮るが、その最中に気分が悪くなって倒れる。レントゲン技術師、内科、外科、耳鼻科の先生たちが来てくれて心配。結果は自律神経と熱中症のミックス病(?)。