2022年11月30日

2022年11月29日
老齢と共に、段々、期待をするということが少なくなった。若い頃は夢や期待や、ついでに野心、野望もあったが、それがどーでもいい、大した問題ではないと老齢になると思うのである。

だから、生き易いといえば生きやすいが、半分眠っているような状態の中で絵を描いている。何んのために毎日、絵ばかりを描いているのか、考えたことがないので、よくわからない。

若い頃のガツガツさはない。それに変わってノロノロしているが、このノロノロが逆に絵の多作を生む。よう知らんけど。

年を取ると一日が短いというが、僕は逆に長い。だから色々のことができる。なんで長いのかな?

1960〜80年代に出た「話の特集」に興味のある方、今日発売の週刊朝日の矢崎泰久さんとの対談を読んで下さい。あの時代のデタラメさ、面白さがわかります。

2022年11月28日
しばらくごぶさたしているので近況を。7月の心臓カテーテル手術のあと、2週間休養を取って寒山拾得のシリーズを制作。年内に100点を目標にしていたが、描けないことはないけれど、この辺で休養も必要かな−−と。

この年齢(86)になると突然身体に異変が起こる。急性心筋梗塞で死ぬ人も多いが、死にそこなって生還する。

何が起こったかわからないまま(強烈な苦痛のために)救急車で搬送。

家族もスタッフも、医師の説明に事の重大さを悟る。こちらは病名がわからないまま手術室へ。

寝台で運ばれる時、妻が顔を寄せて、思いっ切り笑顔でバイバイと手を振った。永遠の別れのバイバイか、see you againのバイバイかわからないが、涙が流れた。

彼女が大あわてしてバタバタしてもいいはずなのに、落ちついて、取り乱さなかったのが、逆に安心感を与えた。

身体中何ヶ所にも針をさされ、チューブを入れられて、ロボットの部品を取りかえられているように思えた。

人はいづれ死ぬ。それまでの身体の異変は、死ぬための予行練習だと思った。全ての生き物は必ず死ぬ。だからバタバタするなと言いきかす。

今は余生だと思って絵を描いている。初めて絵の自由がわかったような気がする。今回の大病はいい経験をさせられたと思う。野望も野心も欲望もどこかに忘れてしまった。さあこれからが本番!

2022年11月25日

2022年11月24日

2022年11月18日

2022年11月17日

2022年11月16日

2022年11月15日

2022年11月14日

2022年11月11日

2022年11月10日
ごぶさたです。いやーこの1年は大病したわりには100号、150号の絵を100枚近く描きました。コロナと病気のパワーですかね。老年になると、色々ハンディキャップがありますが、それをハンディと思わずに自然体と思えばいいということがわかりました。

神戸の美術館、瀬戸内海の豊島横尾館でミニマル音楽の世界的な巨匠テリー・ライリーさんとコラボを行いました。観た人もいますか?来年もまた2人のコラボを考えています。東京でやる予定。ぜひこの機会に。

年内に100点仕上げる予定です。あと10数点、この100点新作は来秋に発表します。人生最後の100点描き下しです。

2022年11月07日

2022年11月02日

2022年11月01日



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