2014年5月30日
東京都写真美術館コレクション展「スピリチュアル・ワールド」に横尾がテクナメーション作品を10点出品しております。5月13日(火)から7月13日(日)まで。
バルセロナのピカソ美術館にて開催中の「ポストピカソ」展のカタログより。
2014年5月29日
体力テストの旅から帰ってきました。テスト合格かな? 国立国際美術館の「ノスタルジー&ファンタジー」展新作(150号三点)、旧作共に展示されています。ぜひ新作を見て下さい。カタログの制作は遅れています。
ブログにル・モンド・マガジンの掲載作品(肖像画の一部)がでています。こちらも見て下さい。
カルティエ財団現代美術館で開催される30周年記念展「Mémoires Vives(鮮やかな記憶)」に出品される横尾の肖像画の作品が、ル・モンド・マガジン(2014年5月24日号)に掲載されました。
2014年5月27日
昨日国立国際美術館の「ノスタルジー&ファンタジー」展のオープニングに出席。若い作家とのグループ展。最近はどこに出ても最年長。こーいう所に出るのも体力テストなり。
今日は京都市立芸術大学で学長の建畠晢学長とトークの授業。客員教授就任初授業。これも体力テストなり。
久し振りの新幹線。これも体力テスト。何んでも体力テスト。絵を描くのも体力テスト。
明後日湯本温泉に行くがこれも体力テスト。これからの人生は全て体力テスト。
2014年5月19日
150号新作が集荷されて長い制作期間がやっと終った。3~4ヶ月かかったと思って調べたら労働時間は 40日ちょっとだった。全く時間が進行してくれなかった。時間が早く過ぎるのも怖いけど、時間が淀んだ状態もつらいものがある。
ひとつのハードルを越えたと思ったら、まだ残りの肖像画が50数点待っている。すでに15点描いたので、この調子でいけば6月中には完了するだろう。
大阪の国立国際美術館の「ノスタルジー&ファンタジー」展(新作3点出品他にも数点)が5月27日より開催。
2014年5月13日
運動不足を気にしていたが、等身大以上の絵を平行して描くと、動きっぱなしだ。一日中アトリエの中を動いているので、運動だと思えばいいんだ。今日なんか汗だくだった。
途中で一時間公園のベンチで緑の樹木をただボンヤリ見ていた。自然との対峙、これは精神の運動だと思う。
大作がやっと終ったけれど、明日から54点の小品(例のカルティエ財団美術館の出品作)の制作に入る。これは量と持続の勝負。もうスポーツだ。
2014年5月12日
自分らしい作品に出会えればいうことない。だけど自分らしくない作品に出会いたい。そんな作品ができた時、これこそ自分らしい作品なんだ。
絵は描きながら、おかしな方向に向かうことがある。そんな時は絵が成功する時だ。ハンドルが切れなくなってくる。それでも走る。あとは事故しかない。その事故に向かっている不安と危険。あわやの時、急にコントロールがとれる。作品ってそーして出来る。
風に揺れる樹木を見ているとあきない。風に動かされているのか、自分で動いているのか、その戯れ方にパターンがない。法則がない。こんな風に他力か自力か区別のない生き方がいい。
完成目前になると、いつもそうだが、競馬がゴール手前で道草を食うような気分が起こって、その気分を味わおうとしてしまう。余裕かな? 余裕なんていつもないので、単に怠けているだけだ。
アトリエに朝6時に入る。CDが勝手に掛かっていて、高倉健さんが「唐獅子牡丹」を歌っている。昨日午後からCDは聴いていない。ラジカセの中に入っていたCDがどうして早朝勝手に掛かってんの? わけわからん。
やっとこさ150号3点描けましたわ。ほんま長かった、シンドかった。大阪、国立国際美術館で「見てくれまっか」。というほどのモンちゃうけどなあ。
足のケガが8ヶ月、まだ治りまへん。まあ業というやつや。一難去ってまた一難、6月中に例のカルティエ現代美術館出品作肖像画が100点、あと54点描かんとアキマヘンのや。体力テストを受けてるみたい。
約束(会う)もうちょっと待って下さいね。忘れていません。
大きい絵は立ったり、しゃがんだり、キャンバス移動したり、油絵具とアクリル絵具の作品と同時進行したり、とにかくアトリエ内を一日中動きっぱなし。これって結構運動です。
夕食後、ホッとして時々過呼吸になってビニール袋に息を吐いて、一酸化炭素を吸っている。以前はこんなことで救急車2度呼んだことがある。医者は処女がよくなる現象だと言う。「この年じゃ珍しいですね」だって。
2014年5月9日
久し振りで150号大3点、やっと仕上り。内容や考えでサイズを決めるのではなく身体(体調)の要求で決めることにしています。この仕事が終ったあと、カルティエ現代美術館に送る50数点がまだ残っている。休めないね。
事務所の猫おでんが昨夜野宿して、朝無事戻ってきた。初の外泊で疲れたか今日はごゆっくりお休みになられました。
大阪の国立国際美術館の「ノスタルジー&ファンタジー」展(新作3点出品他にも数点)が5月27日より開催。
カルティエ財団現代美術館の30周年オープンが5月20日より。9月20 日まで。この間にカルティエでの個展作家の作品を随時展示。とは別にぼくの肖像画100余点(現在58点)も随時展示。
2014年5月7日
「菜根譚」は座右の書のひとつだ。論語や老子と違ってそんなに極端ではない。どっちかというと中庸だ。「菜根譚」の中に「大器は晩成し、早熟な者は早くダメになる」と。さあ自分はどっちか考えてみよう。また周囲の人を眺めてみよう。
さあ、2点半描けた(「ノスタルジー」展)。半というのはキャンバス2点組の一点のこと。今回の150号3点は体力との闘いだった。まだイケルけれど調子に乗らないようにしなきゃ。アンチエイジングもほどほどに。
ゴールデンウィークはぼくの年令の人間にはシルバーウィークだ。まあこのあとは一生シルバーウィークだけどね。最後はストーンウィークで終り。
暑い、寒いが日々変る。自分の考えと体と作品みたい。
「エルトポ」のホドロフスキー監督に会って話した話をしたっけ? 彼のエネルギーの毒気も心地いいけれど、新作「リアリティのダンス」観てみては? 平気で見れれば大したものだ。ぼくは3回見たけど。
絵を描いていて一番面白いのは終らないことだ。いや終えないことかな? 完成なんかクソくらえだ。未完で結構。プロセスを遊ばなきゃ。なんでもプロセスが面白い。だって目的がないんだから。
2014年5月2日
超軽い睡眠導入剤を飲んで寝るが、昨日だったか飲むのを忘れたけれど眠れた。すると睡眠剤が効いているのではなく、結局イリュージョンで眠っていたわけだ。そー考えると当然だけど意志が自己を支配している?
まだ湯たんぽを入れて寝ている。いつ止めていいのかわからない。多分6月頃までやってんのかも知れない。
なるべく自転車とステッキを止めて歩くことにしている。ぼくにとって歩くことは大仕事。いちいち歩くことを考えて歩いている人はいないが、ケガの後から「歩くこと」が大問題になっている。
熊谷守一さんは一日蟻を見ていて、蟻は2番目の左足から歩き始めると言っているが、何の根拠もなさそうだ。ぼくも飼い蟻を毎日見ているが熊谷蟻は見たことがない。
2014年5月1日
国立国際美術館の「ノスタルジー&ファンタジー」の2点(150号)がやっとこさ完成。あと1点、今日からと思ったけれど気分転換に公園で無為と戯れる。明日から始めましょう。
最近ツイートをよく忘れる。大して変りばえのない日々を送っているので。毎日の日記は一週間まとめて「週刊読書人」(書店販売の新聞)に連載しています。
今年に入ってからカルティエ現代美術館出品の肖像画58点(あと50数点)と「ノスタルジー&ファンタジー」を描き続けているので、考えてみたらほとんど本を読んでいなかった。今日ブラッと本屋に久し振りに行ったが、なんだか本ばかりで怖くなってすぐ出てしまった。
バルティス展と、間もなく来るデュフィ展は見てみたい。絵の関心はいつも古い時代のものにばかり興味が走る。
今日久し振りに野川へ。森も川も公園もすっかり緑が濃く、深くなっていた。春の景色じゃないね。もう草木は早々と夏化粧だね。熱中症にご用心。
↑↑ GO TO THE TOP ↑↑
Since December 31st 2010 |