8月21日
2日目で完成する予定で制作に入りました。6時頃に完成かなと想像していましたが、意外と早く(3時過ぎ?)完成が訪れました。完成はこちらが決定するのではなく、絵自らが決定するものです。
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昨日は大勢の知人が会いに来てくれました。滅多に会えない人も多かったので嬉しかったです。ぼくが気づかない内に背後で制作を見られていたことが後でわかりました。終わって振り返ったら、見学者の多さにちょっとびっくり。絵を描いている時はキャンバスだけの見つめているので、背後の様子がわかりません。それにしてもぼくの従来の絵とはかなり異なる作品になりました。知らない自分を見たような気分です。
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川村美和さん
平凡社の『横尾忠則全集』はまだ少しは在庫があります。問い合わせてみて下さい。プレミアの心配はないです。もし手に入られましたらご連絡を下さい。どの作品かをお知らせします。大村さんのお顔は今でもはっきり憶えています。60才で亡くなったとは余りにも早過ぎましたね。世田谷美術館にコレクションされている作品名は「ロスのお土産」です。いつでも展示されているとは限りません。問い合わせて下さい。
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2日目の昨日は一気に完成させたせいで、疲れたので6時にホテルに帰って、夕方の海を眺めていました。夜になると海岸の建物や船のイルミネーションが水面に映って幻想的です。何もしないでボーッとしている時間は実に想像的です。旅先では眠りが浅いのに、今回は制作のせいか、とにかくよく眠ります。マンガの本を持ってきたので読むのが楽しみです。一度読んだ本を何度も読んでいます。
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2日で150号を仕上げるのは体力的に無理だろうと思っていたが、やってみると意外に出来た。といって体力の限界に挑戦したわけではない。体力というより意志の力だったように思う。意志という負荷によって体力は応えてくれるものだ。
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外国との仕事が結構多いけれど、向こうからの要求は熱心だけれど、こちらからの要求に対してはどうも怠惰である。日本人的であろうとするより、西洋人的、むしろこちらがラテン的になって丁度釣り合いが取れるような気がする。どうも西洋の貴族社会を知らないと、西洋を知ったことにならないような気がする。
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谷智子さん
N.Y.で鍼灸のお仕事をしていらっしゃるとのこと、もしN.Y.で体調を崩すようなことがあれば心強いです。その時はよろしくお願いします。
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北畠美月さん
ぼくのY字路作品を見て左右の視点が合わなくなったというのは、絵の中に消失点(2本の道路の消失点)が2点あるからだと思います。大抵の風景画は消失点が1点だから、目がきっと慣れていなかったからでしょう。
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はこたゆうじさん
諸星大二郎のマンガ本お薦めありがとうございます。かなり前ですが彼の本(「海竜祭の夜」、「天崩れ落ちる日」、「暗黒神話」、「失楽園」、「黄泉からの声」、「西遊妖獲伝」、「不安の立像」、「夢みる機械」、「天孫降臨」)の何冊か読んだことがありますが、お薦めの「マッドメン」読んでみましょう。
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安井裕子さん
9日、A.M. 9:30 発の、のぞみに新横浜駅から乗りました。8号車か9号車です。新神戸で下車しました。確かに白い帽子と赤いアロハを着ていました。間違いなく本人です。この日は「冒険王」展で平野啓一郎さんとのトークがありました。ところで不眠のことは「これが私」と思ってしまったらどうでしょうか。「不眠もいいじゃないか」と、開き直ってみたらどうですか。

8月20日
公開制作時に後の観客が気にならないかとよく聞かれますが、ぼくが向き合っているのは背後の観客ではなく、目の前のキャンバスなので、気が散るということはありません。
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制作の現場が変わると、自ずと作品の傾向(様式)も変わってしまう。それを素直に受け入れることで、新しい展開になる。このことは今までも何度も経験してきているので、変化を恐れなければ、絶好のチャンスだ。これこそ冒険の領域に入る瞬間である。
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一筆一筆を凝視していなければならない。でないと好機を逃してしまう。一度逃したらその場に二度と戻れない。だからスイスイ描いているように見えるかも知れないけれど、一瞬たりともキャンバスから意識をはずせないのである。
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公開制作ではBGMをかけないのかという質問があったけれど音楽は求めるもので与えられるものではない。聞きたくもない音楽をガンガンかけたら、観客は耐えられないと思いますよ。ぼくがいつも一人でアトリエで聴いているような、懐メロや演歌や軍歌をかけたら耐えられますか。

8月19日
1、 過去にも何度か公開制作をしたことがある。確かにプレッシャーがあるが、ないよりあった方がいい。制作そのものがプレッシャーだから、それを利用すればいい。プレッシャーがないところには何も生まれない。だから人工的にプレッシャーを作る公開制作はある意味で最も自然になれる瞬間でもある。
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2、 この間から毎日マンガを2冊づつ読んでいる。旅先にも何冊か持ってきた。小説と違ってマンガは他の分がないので心理描写は絵に頼るしかない。だから人間の表情を読む能力が必要だ。そんなわけで一コマ一コマの絵をじっくり読むことになる。小説と映画の中間だ。また絵画と詩(あるいは戯曲)の融合でもある。
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3、伊藤由美子さん
鞍馬寺の御祭神は魔王尊です。金星から降臨したサナートクメラでもあります。鞍馬山の霊気をたっぷり吸い込んできて下さい。

8月17日
川端康成の小説にはよく「底」という言葉が出てくる。例えば「山の底」とか「夜の底」という具合に。現代小説の中でもこの「底」はよく見かける。ぼくの小説「ぶるうらんど」の中でも使ってみた。誰が最初使い出したのか知らないが、上田秋成も使っていた。まあこんなことはどうでもいいことだが、人間にも底がある。大半の人間は底作りに励んでいる。うんと底の厚い人間もいる。理屈っぽくて堅苦しい奴だ。人間だけじゃない、作品にだって分厚い底のあるのもある。特に物を創る人間は底があってはいけない。底抜けの筒でなきゃいけない。
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明日から神戸で四日間公開制作だ。体力がいるぞそんなわけで今日はヘアーカットをして、エステでオイルマッサージをして新規の体作りをしてきた。久し振りの集中制作だ。ましてや衆目の前だ。衆目の視線の力を利用して別人間になる必要がある。別人間とは自我を置き忘れてきた人間のことである。
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8月15日
今日は特に書くことがありません。アトリエに大きいネズミが出たくらいです。

8月13日
昨日いらしたお客さんはぼくの最初の画集「横尾忠則遺作集」をネットで買ったといって持ってきた。かなり使い古して表紙も取れそう。1968年刊で定価1,000〜2,000円台だが6万円で買ったという。現在アマゾンでは94,900円の値段がついている。ぼくも余分に欲しいけれど自著にこの金額を出す気がしないなあ。といってリニュアル版を出す気もない。もし出すとすれば1962年に宇野亜喜良と合作の絵本(作・梶祐輔)「海の小娘」という大人の絵本があるが、これならオリジナルそのままの感じで作れそうだ。考えてみようかな。
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昨日家でタラコ・スパゲティーを食べた時、少しむせて、咳が出た。その咳がそのまま喘息の咳になって、それ以来、小さい喘息の発作が起こる。タラスパが喘息を誘発したわけだが以前、風呂でシャンプーが鼻に入ってクシャミの連発。そのままとうとう風邪を引いてしまったことがあった。こういう現象は作品のイマジネーションの発想にどこか似ている。
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○森田健さんより「生まれ変わりの村(1)」森田健著
 サンガ新妻より「裸形のチベット」正木晃著
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この夏は結構怠けてしまった。神戸の「冒険王」展のためにしばしば足を運んだり、その他の小旅行もあって、アトリエで絵を描く時間はあることはあったが、体がなかなかキャンバスの前に座ってくれなかった。こんな時無理矢理描いても納得のいく作品は生まれないので、本ばかり読んでいた。それもマンガをどっさり仕入れて、毎日2〜3冊読んでいた。もともとマンガには興味ないのに突然こうなってしまった。ぼくにとっては異変である。内心「何かあるのかな?」と期待もしている。
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暑いために運動不足とクーラーのせいで体が重い。秋に喘息が出ないように祈るのみだ。9月には2年振りで海外旅行をする。パリのカルティエでの個展以来、ニューヨークでの個展のためだ。ニューヨークには10年位行っていないような気がするが、いなくなった人、ニューヨークを去った人も多く、友人、知人も以前に比べると少なくなってしまっている。短い滞在(10日間位)でどれだけの人に会えるかな。それにしてもどうも隠居が板についてしまって腰が重い。

8月11日
尾山裕加里さん
「冒険王」展、何度も観ていただいてありがとうございます。何度でも足を運んで下さい。
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北島聖子さん
世田美展には出品していなかった作品も出ています。その反対もあります。
ガチャガチャの大仏猫4体集めたのですか。エライ!なかなか揃わないものです。魔除猫のシークレットまで当てたんですね。シークレットに白黒のブチとはぼくも知らない猫です。そんなのが入っていたんですね。次はピンクのシークレットも是非当てて下さい。
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いつも駅前に自転車を止めます。時々全部持って行かれます。30台位止まっていたのでぼくの自転車も止め、30分ほどで帰って来ると一台だけ残して全部持っていかれました。ところが残った一台が実はもくの自転車だったのです。どうして持っていかなかったのかなぁと思いました。ぼくの自転車のサドルはカラスが突っついて穴ぼこだらけで、穴の中からスポンジが外に飛び出して、しかもいつかの雨でその中に水がたまっています。だから座るといつもお尻が濡れるのです。またキーもしないまま止めているので、多分、廃車ぐらいに思われて持って行く価値のない自転車だと判断したのかも知れません。

8月10日
兵県美の「冒険王」展で平野啓一郎さんとトークをしました。すでに雑誌で3回対談を行っていたり、時々アトリエに遊びにきてくれるので、結構色んな話をしてきたので、その延長みたいで(といっても観客がいる)何か特別のテーマで話すということもなく、フリートーキングで、色んな話題のつまみ食いで終始しました。文学は観念、美術は様式で元々噛み食ったり噛み合ない関係です。その辺のニュアンスが出たのか?と思うんですが、まあやっている方はよくわかりません。
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京都に行った二人は瀬戸内さんと平野さんの奥さんと合流して、予定のはもしゃぶしゃぶを瀬戸内さんにご馳走になる。86才の瀬戸内さんは顔面四ヶ所の骨折(やっぱり骨折でした)の割には物凄く元気で12時までしゃべりっぱなし。もう異界人と話しているようなものです。
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朝6時半に起床して、8時過ぎののぞみで帰京。新幹線の中で朝食。車中でエッセイ一本書く。大半の乗客は眠っている。朝の新幹線は気持いいのに、どうして眠るんだろう。
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北京五輪開幕をテレビで観る。先ず人海作戦に仰天。次に驚いたのは一糸乱れぬ人間のアナログを、デジタルに見せたその演出技術だ。デジタル社会を批判しているように見えた。東京オリンピックが決まった時は、下手すると中国の演出に負けるんじゃないかな?

8月8日
夏は暑くてイヤだけれど、やっぱり夏は好きだ。あのもくもくして増殖していくような入道雲は、ぼくを子供の頃に戻してくれる。特に夏の風景や風物はぼくの子供時代の視線だ。この視線がある以上、絵が描けないということはない。
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今月はよく旅にでる。「忙しいですね」と言われるが、忙しいとは思ったことがない。好きなことをしている者には忙しいという言葉はあてはまらないよ。
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ぼくは時々、マッサージとエステをしてもらう。精神のリラックスは先ず体からだ。心はあとからついてくる。

8月7日
シロクマさん
ぼくの今までの展覧会であなたのような神秘 体験を報告してこられた方が何人かいらっしゃいます。その大半の方がかって一度も経験したことのない現象がわがみ身に起こったものだから、激しいとまどいを抱いておられました。ついでにぼく自身には展覧会上でこのような体験をしたことがありません。
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荻野幸子さん
魔除け猫の白猫を「乳猫」という表現は気に入りました。他の黒猫、赤猫、金猫も乳が四つあるんですが、白猫だけが「乳猫」というのはなぜでしょうか。ガチャポンで四色全員出してみて下さい。そしてピンク猫のシークレットも。
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匿名氏
「波乱へ」(文春文庫)の親本が「横尾忠則自伝」です。文庫本になる時、少し書き加えたりしましたが、さほど変わっていないと思いますが、今、自分で読むのはゾッとします。この自伝はその昔「流通通信オム」で連載したもので、毎回テーマを決めて書いたもので、もっと重要な事柄などがあるのですが、抜けています。この本の最後に「つづく」と書いていますが、さていつのことやら。
それからブログが抜けていた日は、長男の愛犬が死んだために、彼の所に送ったFAX(ブログ)に目を通していなかったか、ショックで書けなかったのかも知れません。

8月6日
世田谷区教育委員会は区内の小学校22校に「冒険王」展を見せることを禁じたが、兵庫県教育委員長が「冒険王」展に感動したと言って生徒の鑑賞に前向きになり、学校単位の団体鑑賞を奨励してくれ、大勢の子供達が会場に来てくれているという報告を受けた。
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●本日買った本
  「DALI & FILM」Matthew Gale
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●本日頂いた本
 平口久美子さんより「郵便局を訪ねて1万局」(佐滝剛弘著)
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兵庫県立美術館のブログを検索してみて下さい。「冒険王」展の最新情報が掲載されています。
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昨日の晴海の倉庫内で撮影したタワーレコードのポスターで「犬式」のメンバーとコラボレーションをしましたが、その時の様子は「風とロック」のブログ2008,08,06に書かれています。
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緒方裕子さん
「冒険王」展見ていただいてありがとうございました。昔と違ってデザインは全部データ入稿になっていますが、なんだか味気ないですね。昔のデザイナーはもっと職人的だったと思いますよ。

8月5日
●本日頂いた本
 徳間書店より「空洞地球」(中丸薫著)
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●本日買った本
 「ファウスト」(ゲーテ)
 「夜間飛行」(サン=テグジュペリ)
 「キリシア神話、神々と人間たち」
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今日は晴海のビコン倉庫で保管されている絵画作品を背景にロックグループ「犬式」のメンバー達とタワーレコードのためのポスター撮影に行く。行く前に彼等のCDを聴く。肩の力が抜けていていい。サウンドもカラフルで、ボーカルもいい。さぁどんなポスターになるやら。
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兵県美の大和悠河さんとのトークの会場のPAが最悪だったという苦情のブログが沢山流れています。折角大和ファンが500人も来られたというのに非常に残念でした。美術館に注意すると同時に、ぼくからも皆様にお詫びいたします。

8月4日
●本日贈られてきた本
 磯崎憲一郎さんより「眼と太陽」(磯崎憲一郎著)
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神戸での「冒険王」展のトークショーを終えて帰ってきました。
宝塚歌劇団宙組トップスター大和悠河さんとのトークは初めてだったけれど、トップになって風格がでてきた大和さんは以前と違って自分を出し切っていて、自身がついているのがよく伝わって、ファンはきっと大喜びだったのではないでしょうか。血液型B型は芸術家向き。"Going my way"の姿勢をつらぬき通してもらいたい。
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小蟻の大移動がすっかり消え、何千、何万もいたかと思う連中がどこに消えたのか一匹も姿がない。と同時にこのところ玄関にいた大蟻もいなくなった。また家もアトリエも事務所も次々電気製品が故障してしまった。阪神大震災の時も同じ現象が起こったという。何もなければいいが。
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豊岡恵子さん
「記憶の光景」で使用した音楽はすっかり忘れてしまいました。ミュージアムショップでDVDが販売されています。じっくり見たければどうぞ。
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Tomoko Kevorkianさん
N.Y.にお住まいとのこと。N.Y.のフレッドマン・ベンダ・ギャラリーで大きい個展(ペインティング20数点、滝のポストカードのインスタレーション等)を9月12日より開催されます。また12日はジャパン・ソサエティでこの展覧会のキュレイターとのトークショーもあります。どうぞ。
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後藤美和子さん
亡きお父さんが「インドへ」を読んで下さっていたのですか。この本を書いた頃はインド熱にうかされ、「インドへ」の後も6回位行きました。今はすっかりインド離れしていますが、ぼくの中では定着しているように思います。インド―ボヘミアンの旅の後、絵画に創作の座標軸を移しました。

8月2日
兵庫県立美術館で公開制作(8月19日〜22日)をするためにY字路の取材に尼崎と長田(神戸市)へ。前者はカラオケ店、後者は中華料理店がY字路の中心に。背景は創作することになるだろう。本当は夜景が欲しかったが、この日(8月2日)は花火大会が宿泊のホテルの側メリケンパークであるので、そちらに急いだために夜景は撮れず。なんでも20万人以上の見物客があるとかで、ホテルにチェックインするにも許可証が必要で宿泊客以外は入れてもらえないという厳重体制。海側の部屋は一年前から予約が必要とか。とにかく人混みの中何とかスペースを確保するのものの花火の全貌が見えるわけではない。だから山側のビルのガラス張りの壁に反射する花火を見て喜ぶ。現代アートみたいだが、これを見て喜んでいる人などほとんどいない。
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長男の愛犬"ナナ"が死んだ。彼の所に来た時から病弱のため獣医に長生きはしないといわれていたが、彼の献身的な愛情で7年も延命した。ぼくにはあまりなつかなかった(他の人にも)奈々だったが、神戸駅でナナと同じ種類の犬がカバンに入れられて運ばれていたので一瞬ナナかと思った。また神戸市内で車で走っている時、横を走っている車の中からまたナナ(?)がこちらを向いていた。同じ日にナナが死んだ次の日に種類の犬を2度も見たことなど一度もなかった。普段でもこの種類の犬を見ることは滅多になかったのに、ナナが死んだ次の日だっただけに妙な気持ちになった。ぼくの旅に同行しているような感じだった。死んでからやっとなついてくれるようになったのかなぁと思った。

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