5月21日
【5月19日(月)、世田谷美術館にて催されたほぼ日イトイ新聞・糸井重里氏との対談記を近日公開予定!!】
● 本日は、冒険王展を観覧後の糸井重里氏の感想をお楽しみ下さい。
世田谷美術館での『冒険王・横尾忠則』、
すっごいものでしたよーっ!
4月から始まっていたのに、油断してました。
こういう展覧会って、見逃しても気がつかないからね。
このタイトルの「冒険王」ってのを、誤解してました。
「冒険王」というのは、横尾さんのことだったんだ。
たえず世界に疑問符を投げつけるような
横尾忠則という作家の、冒険の数々を、
丹念にひとつずつ発見していくような展覧会です。
展示されている作品は、
それ自体が観賞される作品であり、
同時に「横尾忠則の冒険の記録」なんですねぇ‥‥。
人間のイメージというものは、
無限に湧いてくるものなのかよ! です。
近いうちに、「ほぼ日」の緊急企画として、
この展覧会についてのコンテンツを発表しますが、
そんなの待ってないで、もうね、世田谷区の人なんかは、
すぐに飛んでいってもいいと思います。
ただし、まともに見るには3時間とか5時間とか、
たっぷりと時間を用意していたほうがいいですよ。
いやぁ干支でひと回り上の横尾さんのエネルギーに、
すっかり酔わせられた昨日でありました。
5月20日
「冒険王」展の中で展示されているミッキー・マウスが登場する絵画作品について誰かのブログで「著作権」を心配している記述がありましたが、心配御無用、あの作品はウォルト・ディズニーの会社から、ウォーホルやキース・へリングらと共に依頼された作品で、作品の著作権は当然ディズニーで、所有権のみがぼくぼくにあります。よって他者に譲ることはできません。同じように鉄腕アトムも同様、手塚プロよりの依頼です。
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わが家の大半は本である。20代から買い揃えた本の山が空間を占拠してしまっている。そんな本の森にこの間久し振りで分け入ってみたら、今必要な本が物凄い数あって、あぁもう新刊を買う必要はない!と思った。まるで現在のために何年も、何十年前に買って用意しているように思えた。自給自足で十分いける。
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今日はスタッフがアトリエの物の整理をしてくれた。それでも捨てるものは少ない。使い古した筆や絵具やパレットまで取って置くので、そのスペースがいるのだ。アトリエの本だって古本屋に持っていってもらうのもそんなに多くない。いつか必要かなと思うからだ。物は記憶だからどうしてもたまってしまう。
5月19日
招待を受けたので「ブルーマン」を観に行った。なんだか古臭い昔のパフォーマンスを見ているようで退屈だった。60年代後半にニューヨークで観れば面白いと思ったかも知れないけど、現在の東京では、ぼくにとっては目新しいものはなかった。にもかかわらず若い人でほぼ一杯だった。かなりエキサイトしているが、だとすると、星の光が地上にやっと届いた過去の時間を彼等は観て喜んでいるようにしか思えなかった。
世田谷区教育委員会の件だが、考えたらバカバカしい話だ。この前ちょっとオーバーに書いてやろうと思っているうちにシリヤスになり過ぎて、逆にアホラシさが表現できなかった。まあお話にならない人にいくら語りかけても通じない話ってあるんですよね。
5月18日
この間久し振りで作家の宮内勝典さんと世田谷美術館で対談しました。新聞「読書人」のためです。実は宮内さんとの交友は長いのです。30年近くになるんじゃないかな。とにかく世界中を旅している人で、彼がニューヨーク時代に会って以来ゆっくり話ができたくらいで、この前スカイ・ザ・バスハウスにひょっり来てくれて、この所また会うチャンスが増えるのかなという予感もあります。昔の友人が帰ってきたという感じです。
昨日やっと10ヶ月振りで、途中まで描いていた絵を完成しました。こういうことは滅多にないんだけれど、時々あります。肩の荷が下りた感じで、さあ次の作品にかからなきゃという感じです。2月頃からニューヨークでの日本展に出品する作品2点描いたくらいで、あとは怠けるだけ怠けていて、ちょっと怠け疲れたので、今度は制作疲れに入るつもりです。
秋のニューヨーク の個展と香港のグループ展があるので、少し新作でもと思っていますが、いたって呑気です。呑気が一番です。
5月17日
久し振りでタカラヅカを観ました。宙組です。この組のトップになっての2回目の公演の大和悠河さんもトップの貫禄もでてきて安心して見れました。彼女に若者をやらせれば右に出る者はいないほど上手かったが、トップになるといつも「お兄ちゃん」ばかりやっているわけにはいけません。大人の男を堂々と演じていて頼もしい限りです。なんたって美形で花があります。それに専科の轟悠さんが出ています。もう彼女に関しては言うことなしです。女の中の男、いや男の中の男です。轟さん主演のポスターは二度作りましたので現役では一番親しいタカラジェンヌです。大和さんに関しては彼女がまだ二番手の(宝塚内部では準主演と呼ぶ)時にポスターを一点作ったことがあります。久し振りでこの二人と公演終了後楽屋で会いましたが、相変わらず轟さんはオチャメで、その横でやはり大先輩の前ではやや緊張気味の大和さん。
兵庫県立美術館での「冒険王」展(6月28日より)ではやはり地元ということもあって大和悠河さんとのトークショーがあります。きっと彼女のファンだけでチケットは完売間違いなしです。
5月14日
まりさん
わざわざ展覧会のお礼なんて、こちらがお礼を言わなきゃ。
いつの間にか、もう半分来てしまいました。6月15日までです。近所だったら時々遊びに来て下さい。作品は多いけれど見る度に変化するはずです。これだけの大規模な美術館での個展は東京では最後?かも。次は10年後? 20年後? 30年後?
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百宏美さん
残念ながら「今花の酒には骨がある」は今回は出品していません。
あなたは怪人二十面相ではなくルパン派なんですね。
今回の展覧会にもよーくよーく見ていただくと、ルパンの物語のシーンが5〜6ヶ所ありますよ。
ただしよーく、よーく、よーく、読んでおられるとわかるはずです。
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今回の作品の中でも何点かは国内最後の展示になる作品もあります。
残念ながら海外に流出することが決まっているからです。そんなわけでぼくも時々見おさめに会場に足を運んでいます。
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小山均さん
和歌山の方は6月28日からの兵庫県立美術館で現物を見て下さい。印刷物とは全然違いますよ。
今回の作品群は、従来のあなたの想像を裏切ることになるでしょう。
5月12日
「東京人」で江東区のY字路の写真を撮りに行ってきました。たっぷり四時間歩きました。東京湾に浮かぶ九つの浮島が全域江東区に属しているとは知りませんでした。またこの辺が臨海副都心と呼ばれていることも初耳で、六本木界隈と共にぼくの知らない全く新しい東京です。携帯も持っていないし、メールも、ファックスも送れないし、コピーも取れないし、このブログだって書いたものを息子が送ってくれています。もちろんホームページの開け方も知らないし、東京のというか、地球の原始人になりつつあります。温泉に行って隠居していれば時代からどんどん見捨てられても仕方がないですよね。そんな原始人の「冒険王」展を世田谷にぜひ観に来てください。
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また蟻の出る季節になって、アトリエの玄関前でウロチョロしていますが、蟻は二次元しか認識できないので三次元の人間にいつも踏みつぶされています。来客に「足下に注意!」といってもなかなか守ってくれず、日に何匹か犠牲者が出ています。
5月10日
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| ・プリンセス天功さんと | ・小澤征悦さん 林英哲さん |
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| ・ロシア大統領プーチンからの贈物の犬 | ・右から南伸坊さん、宇野亜喜良さん、山口はるみさん、和田誠 さん、平野レミさん |
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| ・左、小中陽太郎さん(作家) 右、小澤征悦さんと | ・柴崎友香さん 保坂和志さん |
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| ・混乱するミュージアムショップ | ・世田谷美術観のロビー |
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| ・会場風景 | ・会場風景 |
5月9日
宮内健作さん
「冒険王」展二度も足を運んでいただき、さらにもう二度来ていただくことは嬉しいですね。さすが何度も見ていただいているので、気付かれたと思いますが、すでに発表した作品に手を加えているものをよく発見されましたね。銭湯シリーズの「望郷の湯」の中央の全裸の女性は消えています。なぜ?って。それは内緒です。以前よりこちらの方がいいと思ったからです。
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藤巻一也さん
わざわざ岐阜の飛騨から見に来ていただいたのですか?トンネルの中の暗闇で絵の中の「三人の少年」を幻視(?)なかなかいいイメージですね。何かの時に描いてみましょう。
5月8日
北島聖子さん
冒険展でのルソーシリーズが人気があるようで、あちこちから聞いたり、ブログで感想を述べていただいています。グッズコーナーで6冊も本を買っていただいてありがとうございます。諸説「ぶるうらんど」はぼくの絵の世界に最も近い物語世界です。絵の理解度の助けになるはずです。
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松方路子さん
世田谷美術館と兵庫県立美術館の展示作品は一部変わりますが、ほぼ同じです。すでにグッズ関係で完売商品が出てしまっています。その代わりに兵庫では新しいグッズ商品が用意されます。
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呉村杏里さん
朝の6時から並んでいる人もいらっしゃたようですよ。レストランのヨコオスペシャルの白玉ぜんざいがいつも完売で残念でした。なかなかのものですよ。
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新木さん
6月28日より "兵庫県立美術館"
に「冒険王」展が移ります。大阪にお住まいとのこと、ぜひ神戸に足を運んでください。プリンセス・天功さん、その他の方とのトークも行います。
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| ・平野啓一郎さんと | ・展示風景 |
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| ・荒俣宏さんとの対談 | ・開館前の行列 |
5月7日
中条省平さん(フランス文学者・学習院大学教授)が小説「ぶるうらんど」を読んで、「この道をさらに究めれば、内田百間(うちだひゃくけん)、吉田健一、藤枝静男などの幻想小説の域に近づくのではないか、そんな期待をしたくなった」と中条さんのブログに書かれていた。また昨日会った小説家の保坂和志さんは深沢七郎的ズレ(文壇の)を感じるとか、やはり以前、井上光晴さんも深沢世界の類似を指摘されたことがある。また別の方のブログでも「内田百間、泉鏡花にもっとファンタジーの要素が混じった感じ」とぼくの好きな作家(といってそんなに読んでいないが)の名を挙げてくれているのを知ると、また何か書いて見たくなるものだ。
5月6日
◎今週買った本。
「ニーチェ・賢い大人になる哲学」(宮原浩二郎著)
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それにしても随分長い間絵を描いていない。なんだか描く気がしない。もうこのまま描かなくてもいいんじゃないかな、とも思うことがある。岩田専太郎が絵を描くのが嫌いだと言っていたが、ぼくも同じような心境になっている。そんな時は何も無理して描くこともあルまイ。といって何かする気もない。これが隠居心境というやつかな。以前だったら何かしなきゃという強迫観念があったけれど今はそれもない。無為をただただ味わっているだけだ。
5月5日
日曜日に世田谷美術館で荒俣宏さんとトークをした。会場のキャパ200人が300人近くで立ち見、座り見でそれでも入れなかった人が外にあふれる始末。荒俣さんとの交友は結構長いように思う。それがいつどこでだか思い出せない。そのくせトークは初めてだった。2時間近く何を話したのか思い出せない。山川惣治v、南洋一郎が話しの入り口で最後は荒俣さんを隠居生活に誘い込む辺で終わったのかな。おかしなもので、いつもそうだけれどトークで何をしゃべったかは中々思い出せないものだ。想像的な話しをすると現実感が乏しくなってしまうからだろうか。それにしても最近見る夢は現実の延長でその区別がつきにくい。それとも現実が夢の一部になっているのか。まるで自分の作品を生きているような気さえする。
5月3日
世田谷美術館の「冒険王」展、グッズの売り切れ続出で、急遽補充しているそうだが、今後も新作が準備されている模様。美術館での限定商品があるので、他では手に入りにくいものもあるようです。60年代をテーマにしたススカジャン、シャツ、Tシャツ、カットソー、その他のファッショ系のものも間もなくHPに出揃うそうだ。ぼくも早めに予約するつもりです。
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日曜日は荒俣宏さんとのトークは楽しみです。荒俣ファンはどうぞ荒俣さんのナマに触れてみて下さい。テーマは未定です。その場で定まると思います。まあ彼の冒険談でもと思っていますが、さて、さて。
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世田谷美術館は広大な砧公園の中にあります。世田谷自慢の公園で、もしこれが地方都市にあれば観光スポットになること間違いないです。一日中分遊べる場所です。そのつもりで、カップルで来るのもよし、家族連れで来るのもよし、一人で本でも持って来ればもっと最高かもしれません。とにかく広大です。美術館のレストラン(ル・ダルジャン)もあります。デザートは横尾スペシャルで白玉ぜんざいもあります。勿論公園の中にもアチコチ食べ物店があります。
5月2日
◎今週買った本
「ファウスト(1)(2)」=ゲーテ
「巨匠とマルガリータ」=ブルガーコフ
「錬金術」=マーガレット・マーヒー
◎今週買ったDVD
「リバティーン」=ローレンス・ダンモア監督
5月1日
平野啓一郎さんのブログを見ていたらぼくと彼の関係が出ていました。ぼくは若い友達がいないけれど平野さんは唯一そーいう人です。若くて才能のある彼に未来の無限を感じます。彼と話していると同年輩の友達になってしまいます。といって彼が70歳になるわけじゃないですよ。ぼくが小説を書いた為に作家の平野さんが大先輩であることに気づきました。まあ、そんなことです。
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プリンセス・天功さんのブログを見たら展覧会のオープニングの楽しい写真とコメントが出ていました。
(http://ameblo.jp/princess-tenko/page-3.html)
この日のためにロスから駆けつけて、また次の日に帰って行きました。モう存在がイリュージョンみたいな人で、おしゃベリのトーンが薄くて可愛いんです。6月から兵庫県美術館の個展では彼女とトークをします。人前には滅多に出ない人なのでファンは是非このトークに来て下さい。