8月31日
昨日と今日の雨で急に秋の気配を感じました。夏物は猛暑のため自転車ばかりで散歩は中断していましたが、この分ならそろそろ歩いて運動不足を解消しなきゃと思っています。ウォーキング・シューズをと思っているけど結構デザインがダサイですよね。シューズに合わせて全身ダサくするのも一つの手かなと思っているところです。

8月30日
明日から韓国のソウルでポスターの個展を開きます。長時間冷房のきいた建物や電車の中に何時間もいると体調を崩すので、今回は富山県立美術館の学芸委員の片岸氏にオープニングの出席と講演を代行してもらうことにしました。昔と違って海外どこへでもひょいひょい出掛けるのが億劫になってきました。韓国での展覧会は初めてなので、片岸氏の報告が愉しみです。

8月29日
Seichuuさんへ
あなたへの質問に10回も答えているんだったら、立ち読みなどしないで「悩み・・・・・」を買ってください。モノというのは自分のモノにして初めてモノになるモノですよ。
そして提案ありがとうございます。質問はいつでも受けますのでメールしてください。この場でお答えします。言葉をいちいち「牽引」というのはメンドークサイので自分で調べるなり、想像してください。『徒然草』は『方丈記』と共に愛読書です。ぼくは古い日本人ですから古典の生き方が好きなんですよ。
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「物」の持つ力があるように思います。ぼくは気に入った物は出来るだけ手に入れようとします。例えば本ですね。別に読まなくてもいいのです。手元に置くだけでその本を読む以上の力を得ることになります。ぼくの趣味は読書で買書と言った意味はこういうことです。

8月28日
歌舞伎座に勘三郎主演の「裏表先代萩」を見に行った。以前、猿之助さんの同じ出し物を観て面白かったので今度はそれを勘三郎さんが演じるとどうなるのだろうという興味だった。勘三郎さんはここでは三役だが、この中で殺されたわが子に「でかしゃった、でかしゃった」と繰り返すシーンがあるが、猿之助さんはこの言葉を20回繰り返したように思って、今回勘三郎さんの「でかしゃった」を数えてみたら、6回だった。勘三郎さんなら百回位やっても似合うのじゃないかと勝手に思ったのだ。
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幕が開く前に大太鼓がドンドンドンドンドンと不気味に鳴る。そして幕が開くと夜の川だ。川の側のシーンにはこの大太鼓が鳴るのだが、出だしがこれだったもんだから、そのままぐいぐい物語の中に引きずり込まれていった。この古典的な導入は実によかった。
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歌舞伎の効果音はセリフを消してしまうほど大きい音だ。芝居に従属しているというより、勝手に主張しているところが面白い。どちらが主でどちらが従ということもないかのように。この平面的な考え方は浮世絵の作画法に似ていると思った。
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歌舞伎座のロビーで多摩美術大学で同じ先生をやっていた佐藤晃一さんに声を掛けられた。彼の友達が一昨日永平寺でぼくを見たという話を聞いて、今日ぼくと会ったのでシンクロニシティが面白かったらしい。そしてらぼくの後ろの座席が佐藤さんだった。

8月27日
ミュージシャンのことをいつ頃からかアーティストと呼んでいる。アーティストと呼ばれる以上彼は常に創造と破壊を繰り返して、変化していなきゃいけないはずだ。でも大半のミュージシャンの作品は10年、20年前とちっとも変わらない。変わらない仕事を続けているなら、それはアルチザン(職人)と呼ぶべきじゃないのかね。
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朝起きて、「さあ今日は何を創るべきかな?」というのはアーティスト。朝起きて、「さあ今日も昨日と同じものを作らなきゃ」というのは職人。
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AIKOさんへ
メールありがとう。17歳の高校生?あの当時を想い出しますね。ついこの間という気もします。年齢と共に今のぼくの関心事は10代です。もう一度10代をおさらいしています。この頃読むべき本などでね。和歌山にお住まいなら、来年六月に開催される予定の兵庫県立美術館(神戸)の個展ぜひ観て下さい。20代の初期の作品も出品します。
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小松さんへ
ニューヨークからのメールありがとう。毎日ブログを読んでくれているんですか。じゃあ一生懸命書かなくっちゃ。N.Y.のY字路の写真送っていただいてありがとう。絵になりそうなY字路ばかりですね。絵の資料にさせていただきます。いずれ海外編を。

8月26日
永平寺にて
その昔永平寺で3日間参禅して座禅をしたことがある。徹底的に若い雲水にしごかれました。だから今でも若い雲水を見ると当時を思い出してついビビってしまうのです。
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恐竜博物館で骨だけの恐竜を見ると、巨大な唐揚げに見えるのだった。こんな事を言いながら見物していると、掃除のおばさんが「あんた中々面白い事いうねえ」と誉められた。

8月25日

東尋坊にて
東尋坊は自殺の名所だという。年間5〜60人の自殺者が出ている。お土産売り場に売っているTシャツに「もう疲れました」と書いてあった。

8月24日
ホームレスになった猫が一日中玄関にいるのは格好よくないので家の中に入れ、僕のベッドルームで寝かせた。 久し振りで嬉しかったのか朝までイビキをかいて寝ていた。外に出たきゃどうぞご自由にとドアを開けていたけど外出しなかった。ネズミの駆除隊が来たのでネズミ怖がりの猫もやっと家で枕を高くして眠れるに違いない。
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初レコーディングの歌を我々はCDで聴くのだけれど、やっぱり歌いこなした歌の方がいい。だから年を経て人間に味が出た頃、もう一度セルフ・カバーした歌の方が何十倍もいい。そんな哀愁が絵にも自然に出るといい。
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今日から(23日)福井県の温泉に行く。旅はいつも列車で飛行機は使わない。列車の中で本を読んだり、文を書いたり、画集を見たり、駅弁を食べたり、窓外の移動する風景を眺めたり、居眠りしたり、思策したり、旅のプロセスが愉しいのである。物語の始まりみたいにね。

8月23日
この間プリンセス天功さんがアトリエに遊びに来た様子の写真が沢山、彼女のホームページに掲載されています。彼女の事故後の痛々しい姿が見えますが、ファントムみたいなマスクをしているので傷は見えません。そのマスクにぼくが落書きをしています。天功さんが持ってきた天使の文字を写したものです。
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この猛暑、クーラーの効いた場所に入るとホッとしますが、実際はダメージを受けるのは身体です。それが秋になると出てくるのです。特にぼくの場合は喘息です。だからなるべく身体を冷やさないように温かい物を取るようにしていますが、ついつい冷たい物を飲んじゃいます。寝る時のクーラーも要注意です。以前タクシーの運転手がクーラーをガンガンつけたまま寝て、死んだという話を同じ会社の運転手から聞きました。
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8月22日
「悩みも、、、、、、、ナントカカントカ、、、、、、、見つけてやって下さい」というこのブログを7年間まとめた本を出したということは耳がタコになるほで宣伝しましたよね。今日その本の出版社の勉誠出版の担当編集者岡田さんから個人のブログや日記に取り上げている人がかなりいるので、見て下さいと連絡があったので、調べてみたら987人の人が感想など書いて下さっていることがわかりました。出版社に変わって「宣伝おおきに」と言っておきます。
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あんまり長いタイトル(113文字)の題名の本なので雑誌の小さい紹介記事ではタイトルを全部書かれているので、その文字数が紹介文を食ってしまっていて、残念でありました。長いタイトルも考えもんです。
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テレビの「お宝鑑定団」が好きでよく観る。以前谷文晁の掛軸が鑑定された。そしてこれは偽物となった。その理由は線にためらいがあるということだった。ためらいがあると偽物というのはおかしい。ぼくなんか絵を描きながらためらいの連続だ。筆力に勇いを与えるのはなかなか難しい。もし意図的に偽物を作る気があれば、逆に筆力を表してみたりするものだ。本物こそあめらうものだ。鑑定団で偽物扱いされた中に実は本物が沢山混じっているとぼくは思う。

8月21日
昨夜の夕刊を見て驚天した。山口小夜子さんが亡くなった。このところ友人、知人が次々と亡くなっていく。もう誰が死んでもおかしくないような気がしてきた。ロシアン・ルーレットを突きつけられているような気がする
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8月17日

盆休みのせいか、電話も少なく、まるで休日のような感じだ。遠くに行かないぼくは、狂言や落語、それに、この間は絵の制作を休んで読書をしたり、「文学界」(9月号)で発表した小説の第二作目(続きではない)を書いたり、もっぱらビジョンというより言葉と戯れている。
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どうも耳鳴りは近代医学では治る見込みがなさそうで民間療養の「ニチニチ草」や「パワーチップ」や「蜂の子」などを取り入れた方向に転換しようと思っている。勿論健康雑誌から得た情報である。こういう雑誌を読む年齢になったけれど、これが結構面白いのである。健康の思想化ということかな。

8月16日
夏の高校野球シーズン。それはいいが、塁にランナーをためてピンチだというのに、ピッチャーを始め、守備陣はなぜか白い歯を見せてニコニコしている。監督がリラックスするように指示しているのだとおもうが、ニコニコすることがリラックスだと勘違いしているのだろう。プレーに集中すればあんな表情にならないはずだ。
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猫は外で家人に会うと名を呼んでも逃げるというが、わが家の猫は姿や足音で「ニャー、ニャー」鳴きながら走って来る。だけど家の中では知らんぷり。
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パイレーツから戦力外通告を受けた桑田投手のコメントがいい。自己に対して誠実だ。また自分の運命に感謝する謙虚さ。なかなか真似のできるものではない。

8月14日

プリンセス天功さんがケガがほぼ快復したといって遊びに来た。3日間意識がなく、事故の話は聞いていて怖かった。しばらくは顔半分に彼女が自らが作ったというサポートを当てている。プラスチック製のサポートに絵を描いて欲しいというので彼女がくれた天使の記号文字の中からいくつかを選んで書く。天使が見たらそれなりに解読するという。一体何と書いたのだろう。
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ネズミに追い出されたわが家の猫は今日も玄関でホームレスの生活をしている。家の中に入れてもすぐ飛び出してしまう。いつの間にかわが家のペットは猫からネズミに変わってしまった。

8月13日
日替わり病人みたいで毎日どこかが悪い。今日は口の中だ。昨夜エアコンを消すのを忘れて寝たので喉の奥が変だったが、それと関係があるのか口というか舌が変だ。トローチを飲めば治ると思う。病院に行くのは嫌じゃないけれど、あまりにも病人が多いので待たされるのがしんどい。このブログは病院の待合室で書いている。この間撮ったMRIの結果を知るため。今年になって3〜4回目だ。特に悪いわけじゃないのにあそこが悪い、ここが悪いと、年齢を考えてのせいかすぐ脳の検査になる。おかしいのは食アレルギーになった時も脳の検査だ足が痛くても脳の検査をされるかも知れない。"画像"

8月11日
絵は描けば描くほど上手くなるものだと思うでしょう。それがどうもそうじゃなく、ぼくの場合は段々下手になっていくんです。スポーツ選手の体力が落ちるように。でも桑田や工藤のように技で乗り切るアスリートもいるけれど、ぼくの場合下手な技が身に付きつつあります。下手な技は実はぼくが望んでいた技で、一種の子供帰りでもあります。
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昨日初めて東京ミッドタウンに行きました。何もかもが珍しく、自分が今の日本人でないような気持ちになりました。ぼくはすでに古い時代の日本人に思えたのです。
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わが家のタマは家の中では住めなくなったらしく、外猫になりました。玄関に猫用のベッド(発泡スチロールの箱)を置いて、横にエサ入れなどを用意して、まるでホームレスのような生活をしています。家の中にいるネズミを恐れてこんなライフスタイルに変更したようです。
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菅野真依さんへ
お手紙拝受しました。ぼくの本を読んでいただいているとのこと、ありがとうございます。本に書いた時点での自分は今もそこにいるとは限りません。ぼくにとって人生は進歩というより変化です。人も世も自然も移ろいやすいものです。同じ場所にいることは滞ることです。というぼくの肉体はそんなにウロチョロしません。

8月10日
六本木の東京ミッドタウンの "21_21" で茂山狂言を三宅一生さんのお誘いで観てきました。能楽堂などの公演と違って、デザイン的な特設ステージで観る狂言はまた見方が変わります。狂言のシンプルさに比べると現代社会はあまりにも複雑です。人間や社会がもっともっとシンプルになるべきだと強く感じました。(写真は月曜日に掲載します)

8月9日

三部美佐保さん
ネズミ駆除のサジェッションありがとうございました。区の関係業者の人が来て調べた結果、ネズミの出入り口を塞いでくれる事になりました。わが家のタマはネズミに無関心で大して役に立ってくれません。色々ありがとうございました。いずれ結果ご報告します。
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茶谷伸さんへ
大した猫ではなくてスミマセン。夏は一日中(夜も)外で寝ているので全身蚊に食われっぱなしで、小さいカサブタがこれまた全身にできていて、それをはがすのが結構ストレス解消で面白いのですが本人は嫌がります。昨日から行方不明です。
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安井裕子さんへ
聞いたことのない不眠治療ですね。耳鳴りにもいいとか試してみましょう。まあ結局交感神経と副交感神経のアンバランスが問題なんでしょうね。だけど不眠も耳鳴りもシャレにしちゃいましょう。
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日照りが強いが風があるこんな日はハワイを想い出す。スケッチブックと原稿用紙と本を持って行ってハワイのホテルのプールサイドで一日過ごしたいという欲求にかられる。ふとサンタナの音楽を聴きたくなった。ますますハワイ気分になってきた。こういう日は演歌もクラシックもダメ。どういうわけかサンタナが合うんだなあ。
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「文学界」(9月号)に発表した「ぶるうらんど」を読み直したら、二作目の小説が浮かんできたので、早速書いてみた。絵もそうだけれど、小説は特に推敲する楽しみがあることに気づいた。やっぱりなんでもプロセスが一番愉しいんじゃないかな。
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MRIのタンクの中に入ると昔は閉所恐怖症で物凄いストレスだったが、最近はすぐ眠ってしまう。子供の頃は閉所フェチみたいなところがあった。最も恐ろしい閉所はなんといっても棺桶だろうな。

8月8日

夕方から夜にかけて杉並区のY字路捜しに行く。「東京人」の連載中の写真撮影のためだ。Y字路の絵のスタートが夜景だったから、原点に戻って撮る事にしたが、杉並区には理想のY字路がほとんど見つからなかった。それにしても夜景撮影は三脚が必要で、素人には難しかった。
画像のキャプション:杉並区のY字路

8月7日
今日(7日)発売の「文学界」(9月号)に小説を書いた。今朝の新聞広告には「文芸誌初登場!」何て書いてあったが、小説は3作目で、1,2作は井上光晴、鶴見俊輔、小田実氏ら共同編集の「近況」に発表したのも20数年前。大した進歩はないけれど、変化はあると思う。読んでもらいたいような、もらいたくないような気持ちですが、絵とはまた別の世界です。
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昼間濃いお茶を飲むと夜眠れなくなる。寝る前にコーヒーを飲まないと眠れないという友人がいます。ぼくにとってはコーヒーはドーピングです。
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昨夜、布団の外に飛び出していた左足がムズムズ、モコモコして目が覚めたらネズミが足先をいじくり回していた。驚いて足を宙に蹴ったらネズミも宙を一回転してどこかに飛んでいった。台所専用のネズミがいよいよ寝室にまで侵入するようになった。そこで区役所に頼んだらネズミ駆除専門の人達がやってきた。どんな方法で駆除するのか、また報告します。
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夏は朝風呂に限る。大原庄助さんになった気分だ。何も考えないのに、アイディアが浮かぶ。体が浮かんでいるからか。ぼくはアイディアはぼくのアストラルボディからやって来ると思う。そういえばアストラル体はフワフワ浮かんでいる状態に近いのでは。眠っている間にアストラル体は肉体から離脱している。だからやっぱりアイディアの源泉は宇宙なんだ。

8月6日

この間平野啓一郎さんが遊びに来た時中華の出前を取った。その主人があとで言うには「かしこそうなお客さんだったですね」と「そう平野啓一郎さんですよ」というと「やっぱりそうですか、画家の方ではないと思いました」。かしこそうな画家っていないようだ。
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耳鳴りが激しくて病院に行った。耳掃除をしてもらったら半分の音になった。都合の悪い話の時は難聴でいいけれど時には大事な話がわからなかったでは困る。地獄耳ってあるが、極楽耳ってのは内なる声のことだろう。
画像のキャプション:我が家のタマ(本名タマゴ)


8月5日
元タカラジェンヌ又のトップスター6人による競演「ダンシング・クレイジー」はエキサイティングだった。タカラヅカのショーより何十倍もよかった。タカラヅカきっての名手大浦みずきを始め、紫吹淳、湖月わたる、朝海ひかる、らの火花が客席まで散ってきて、体が燃えるのだった。楽屋を訪ねてそんな思いを告げる。皆タカラヅカ時代より無邪気な感じがしたのは何故かな?
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どこのビルの中に誰かと二人でいる。なんでもどこかの国から核ミサイルが打ち上げられた。間もなくこの東京に落ちるかも知れない。どこに逃げても仕方ないのでここにいる。次第にビルが揺れ始めて、暴風がやってきたみたいになった。いつピカドンといってもおかしくない。そんな夢を見た。
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昔、飼っていた猫が引き出しの中で丸くなって死んでいた。随分前に窒息死をしたらしい。可哀想に。鼻の所に小魚を持っていくと匂いを嗅いだように思った。硬直した体が少しやわらかくなってきたように思った。そんな夢を見た。

8月3日
ここ数日、頭痛がするので病院に行った。そして点滴を受けた。その中に睡眠剤が入っていたのか、朝の9時半から夜の7時までほとんど眠った状態が続いた。こんな経験は初めてで、逆に今晩が眠れないのではと心配。そんな訳で日中眠り続けていたので今日は、これを書くのがやっと。

8月2日
阿久悠さんが亡くなった。彼とは南太平洋、サモア、タヒチ、イースター島に行ったことがある。「瀬戸内少年野球団」の装丁もした。このところ長い間会っていなかった。彼が病に倒れたあと新聞で彼の文章を読んで、手紙を出したことがある。その返事としてCD全集や著書を送ってくれていた。最近、それも70代の友人、知人が先を急ぐように鬼籍に入っていく。時計の回る針が早くなったような気がしてならない。
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どれだけ多くの知人が死んでいったか知れない。そんな年齢に自分もなった。こちらの知人より向こうにいる知人の方が多いのじゃないか。こちらが幻であちらがだんだん実相になってきた。
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今夜は元タカラジェンヌのトップ・スターが5人踊りまくるというダンシング・クレイジーを観に行く。暗い気分を明るく一変したい。元タカラヅカきっての名ダンサーの競演は楽しみだ。こうして5人がひとつの舞台に立つのも初めてじゃないかな。どんな火花を散らしてくれるのか、ちょっとドキドキものだ。

8月1日
この間おちまさとさんからインタビューを受けたが、その時の様子が彼のブログにそのさわりが出ていたが、「メンドークサイ」というぼくの性格を面白がっている。その昔イギリス人のアシスタントがいた頃、ある日「メンドークサイ」という意味を聞いてきた。「どこでそんな言葉をおぼえたのか?」と聞くとぼくが一日に何度も「メンドークサイ」というからだという。「今日はメンドークサイから仕事をしよう」とか「今日はメンドークサイから止めよう」とどっちにでも作っているらしい。まあメンドークサイというのがぼくの「思想」だね。
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高井トシマサさんへ
小学校の頃にもうビートルズにはまっていたんですか。ぼくはその頃美空ひばりにはまっていました。何しろ同年輩ですから。彼女の歌はぼくにとっては戦後体験です。思想の一部ですね。
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H.Yさんへ
そういえばぼくも低血圧だった。低血圧が不眠症につながるんですね。血圧は年齢と共に上がるみたいで、今は普通です。若い頃は不眠でも「そういうもんだ」と思っていたので、そんなに気にならなかったです。大阪万博で、黒川紀章さんと一緒に仕事をしていた頃、彼は「ナポレオンは四時間だけど、俺は 三時間しか眠らない」と自慢していたので、不眠と思わないで、自慢するのも手かも知れませんよ。

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