2月28日
去年一昨年と国内での美術館での個展が続いて、今年は何もなく、ゆっくり休めると思っていたら、来年の予定のカルティエ現代美術財団の個展が急遽今年になったので、ちょっとゆっくりしたいという予定がはずれてしまいました。ところが今秋またニューヨークの個展の話の依頼があり、やっぱり休ませてくれません。同じような事柄はいつも同じ時期に集まるものです。
この間榛名湖に行きました。生まれて初めて氷の上を歩きました。ちょっとキリストになった気分です。氷といっても水の上を歩くのですからね。
2月27日
今年の冬は寒過ぎませんか。寒がりのぼくはつらいです。特にアトリエが寒く、筆を持つ指がちじこまってしまいます。といって暑過ぎてもすぐ疲労します。ただ今のところ風邪は引かなかったのはぼくにとっては珍しいです。風邪のダメージは大きいので、なるべく風邪の人を近づけないようにするしかなく、風邪を引いている人は社会的例説を守って、人の前に現れないことです。目下ヨーロッパではトリインフルエンザが流行っているそうで、こんな時期のパリ旅行は嬉しくないです。
まだ歯の痛みが残っていて、いまだに物が食べにくく。つい量も少なく、自然にダイエットをしていることになっています。病の効用ですかね。思うようにならないのは心より体です。
毎週土曜日の午後は音楽家の神津善行さんと喫茶店でお茶を飲む習慣ができてしまいました。もう半年以上続いています。ジャンルの違う職業ですが創造に関わっている者同志なので話は無限にあります。一見無駄な時間ですが、この無駄が実に有益なのです。
2月26日
コブナはフナの子供とは別の品種だとずーっと思いつづけていたが、コブナはやっぱりフナの子供だということがわかった。
旅行をすると、その間の時間が2倍にも3倍にもなるような気がする。旅行は別の次元に入ることだろうか。旅行は意識を過去や未来に拡張するからかも知れない。現在というのはきっと刹那だから短く感じるのだ。
2月25日
先日篠山から大阪までこの間事故を起こした福知山線に乗った。事故現場はすぐわかった。ビルに電車がぶつかった箇所には大きい傷がついていtが。複雑な気持ちであのカーブを通り抜けていった。
いつの間にか大阪にも沢山の高層ビルが林立している。その昔終戦当時同じ場所から、大阪の焼け跡を見たあの時の風景と重なった。焼け野原の中に大阪城だけがポツンとひとつ残っていた。
2月24日
ここ数日不眠症気味。時々くせになる。夜中にテレビを観たり、本を読んだりして疲れを待ってまた眠る。こちらが目を覚ますと猫のタマも一緒になって起きる。起きるとお尻を叩いて欲しがる。いつの間にか変なくせがついたというか、猫とのおかしな関係ができてしまった。
海外旅行前はどうも気分が重くなる。誰もそうなのかしら。時間にさからう行為のためだろうか。それとも本心が求めていない為だろうか。
2月23日
二年に一度位しか洋服は買わないけれど、パリの個展のオープニングのために、イッセイ・ミヤケを買いました。イッセイ・ミヤケのパリコレの招待状のデザインはもう30〜40年位続けています。普段はイッセイの他にクロムハーツ、それからジーンズメイトが中心です。同時にこの三種類を身につけることもあります。
相変わらず温泉旅行は続けています。草津、下呂、有馬、修善寺、箱根、伊香保を巡ってきました。やっぱり草津がぼくの体に一番のようです。医者でも治らない病が治りましたからね。
病といえば今度文藝春秋社から「病の神様」というエッセイ集を出します。(3月頃)日替わり病気のぼくの闘病エッセイです。病気を受け入れて、病気と仲良く(時にはケンカも)しながら、克服していくプロセスを書いた笑える本です。病気の人も元気な人もぜひ一読してみて笑って下さい。
2月22日
瀬戸内寂聴さん作のオペラ「愛怨」を観ました。日本のオペラは二、三度しか観たことがなかったけれど、これは面白かった。メッセージは「死んでも愛の記憶で生きる」というものでした。
2月21日
しばらくご無沙汰していました。カルティエの個展の準備や、新作の制作や旅行なので、普段の日常の外側に気持ちが出てしまっていたからです。「飛んでいる」気分の時はそのまま日常の引力から浮遊状態です。
2月1日
BBSを楽しみに見ていますが、このところは特定の人の書き込みで占領された感じです。他の人の入る余地をもう少し考慮して下さい。