7月26日
○拙著「死の向こうへ」(PHP出版)がBBSで話題になっていますが、7〜8年前に出した書き下ろしの単行本です。何を書いたか今ではすかり忘れてしまっています。死の向こうからこちらを眺めているという視点だったと思います。さらに死後生の可能性について考察したような内容だったのでは?
○大型地震の次は大型台風。備えあれば憂いなしといいますが、何の備えもありません。いつだって備えなしで生きています。行き当たりばったりの人生です。

ヤマグチサトルさんへ
孔子は死後生などには触れていませんが、仏教では死後生に触れ、それを前提にした生き方を説いていますね。現世に未練を残さないで死ねる人は少ないと思いますが、そうしないために仏教ではカルマの解説を考えています。未練たっぷり残して、再びこの世に戻りたい人はそうしては如何がですか。反仏教的ですがね。ヤマグチさんは死を「終」と考えておられますね。ぼくは「始」と考えています。生死にかかわらずあなたの生きる姿勢は正しいでしょうね。

黒糖さんへ
拙著「横尾流現代美術」(平凡新書)にぼくなりの解答をしていると思います。

7月22日
  BBSで本が話題になっていますね。梅雨が明けたのは嬉しいけれど、日一日と日が短くなって行くのがわかります。間もなく秋の夜長の季節が来るでしょう。その前に読書が話題になっているのは、秋の先取りですかね。
こっこさん
  直感は誰にも平等にあります。知識や理屈に振り回されている間は目の前を直感が通り過ぎてもキャッチしにくいでしょうね。一度これらを手放して見てはいかがでしょう。その瞬間にあなたに直感は味方すると思いますよ。

7月21日
ユキエさん、けいさん
○ 傑作をものにするのが人生の目的とするアーティストもいるかも知れません。芸術のための芸術ですね。ぼくは実生活の反映がアートであると考えるので、傑作を作る目的はないです。傑作って本人が気付かない内にできるものです。しかし、芸術家が家庭的な人間になって安息を求めたらおしまいです。だけれど人生を楽しむ(苦しみも含めて)ことを忘れては芸術も成立しなくなるのでは。そういう意味でも芸術には「軽さ」がなければならないと思います。あくまでも「私個人」の意見です。

○BBSに書き込んでくれた人がこんなに多いとは驚いています。きっちり読ませていただいています。熱いものを感じます。これからも楽しみにしています。

7月19日
○ 富山から車で金沢の21世紀美術館へ行ってきました。話題の美術館だけに盛況で建設当時に建物と一体になった美術作品はさすがに面白く観客の欲求には充分果たしていると思いました。それにしてもうだるような暑さに南国に来たような錯覚を受けへとへとになりました。富山県立近代美術館のイッセイ・ミヤケとのコラボレーションの方が手前ミソになりますが、楽しさ、幸福感ではこちらの方が21世紀美術館の展示作品のような病的な不安感もなくきっと面白いと思います。見比べて下さい。

○夏は好きです。暑さや暑いほど制作に燃えます。汗の出ない創作はどこか寒々しいものです。汗の量が作品に力を与えます。暑さを味方にして下さい。

7月16日
  富山県立近代美術館で「横尾忠則が招待するイッセイミヤケ・パリコレクション1977-1999」展のオープニングに出席しました。三宅一生さんも出席して華やいだ会場でした。美術館が一変した展示会場です。これは見て頂けないとこの「面白さ」がわかりません。9月11日まで開催しています。夏休みにぜひ!
7月9日
うえにーさんへ
大きいキャンバス作品には額縁はつけませんが、個人コレクターは自分の好みで額装される場合が多いですね。絵のサイズにもよりますが、ポストカードは机上用の規制の額がありますが壁にかける場合はマットを入れるなり、ポストカードの裏に、例えば発泡スチロールの小さくて薄いのを横から見えないようにして台紙にはり、少し浮かせてみせたらどうですか。現代美術の版画などはこのようにすることが多いです。
7月6日
梅助さんへ
青い「椿説弓張月」のポスターはScound Versionです。ミステーク版でも珍品でもないです。
Shingoさんへ
散歩コースの途上に喜多見不動がありますので、時々そこの境内のベンチで本を読んだりしています。
7月4日
Shingoさんへ
模倣は悪いことではないです。偉大な芸術家でも模倣から出発しています。そしてその内いつの間にかあなたが気がつかない内にあなたのものなっていきます。「人に伝えるために気をつけていること」ですか?一般常識にとらわれている人を「人」と呼ぶなら、その人を裏切るような作品を作ることに気をつけています。

○どうもこの季節には雑菌がウヨウヨしているので注意して下さい。どう注意(?)
といってもぼくには分かりませんが、ぼくはこの雑菌のために腸に影響する風邪を引きました。ところが一昨日からわがスタッフがやはり雑菌が体内に入って足が腫れ上がりました。アトリエのホコリをかぶった古本の整理をしていたせいでしょうかね。カビやダニが繁殖しやすい梅雨ですからね。とにかく手をよく洗い、うがいをしましょう。