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公開制作では結局4点描きました。休憩時間には鑑賞者の質問に応じたり、南嶌館長とトークをしたりの楽しい時間を過ごし、昼夜の食事は熊本の珍しい食べ物ばかりいただき、時には食べ過ぎて夜中に胃薬を飲むことさえありました。しばらく滞在し、土地の人々と交流を持つと、この地が何か自分にとって特別の地のような気がしてきます。館長とは以前からの知り合いであり、美術館の隣に住む坂本スミ子さんとは35年来の友人。その他過去の色々な人達との出会いなど、全てが仕組まれた必然のように思えるのでした。
今日は公開制作も終わって、2時過ぎの飛行機の時間までフリーということになったので女性学芸員三人の案内で天草までドライブをすることになりました。好天に恵まれ天草の島々を囲む海の色も真青で、4日間の公開制作の労は一気に吹き飛んでしまいました。島には隠れキリシタンの資料館や天草四郎館に立ち寄る。天草四郎を描いた3D映画で、彼が死んだ日が「今日ですよ」と学芸員の1人に言われ、本当にこの奇遇に驚いてしまいました。また帰り道、天草四郎の大きい像が祭られているところで村の人々が沢山集まって供養のお祭りをしているのに遭遇、しっかりとお祈りをしてきました。友人の美輪明宏さんの前世が天草四郎とは有名な話。早速帰京したら報告しなければ!それにしても海辺で持参のおにぎりを食べたのは忘れられない想い出になると思います。
2月27日
公開制作の作品は熊本出身またはゆかりのある芸能人の肖像画を毎日一点ずつ制作しています。例えば水前寺清子さん、八代亜紀さん、石田えりさん、轟悠さん、坂本スミ子さん(熊本在中)、山田五十鈴さん、その他大勢です。帰京してからも描き続ける予定です。皆さんに囲まれて描くのは緊張もしますが、逆にどんどん描けて行きます。また学生さんなどの団体も多く、ほとんど毎日テレビや新聞、雑誌の取材が入っていますが、まあ多くの人が来場してくれればと協力的にやっています。
2月26日
24日より熊本市現代美術館の個展に合わせて27日まで公開制作を行うために、熊本に滞在しています。この美術館の南嶌宏館長は公立の美術館の館長としては日本で最年少で、現在最も意欲的な美術活動を展開されています。美術館の設計も館長自らの構想で全館床は赤みの帯びた板張りでピカピカに光っていて壁の作品がまるで水面に映ったような錯覚を覚えます。赤い床は女性がポッと顔を赤らめた時のイメージから来ているそうです。また部屋の境界には中世のお城の門のような巨大な扉があって、その開いた扉の向こうに5000枚以上からなる滝のポストカードの部屋が水面のゆらぎの効果を生かした巨大な空間のインスタレーションによって異界空間を現出して、観る者を滝壺の中に吸い込ませるような神秘的体験を促します。またY字路シリーズの夜景作品を左に見ながら右手ののれんをくぐるとそこは銭湯シリーズの作品が並んでいます。まるで湯の中にいるように体がほてります。そして再び奥ののれんをくぐって外に出ると、そこには再び夜のY字路が待っていて、湯上がりの体には心地よい夜のひんやりした空気が触れ、なぜか本物の水瓜が新作の熊本の阿蘇の温泉を描いた作品(画面の中に熊本の名産の水瓜を描いている)の前にインスタレーションされています。また館内には郵便局が設置され、ぼくの肖像入りの切手に日付印スタンプも用意され、ここから内外へ郵便が発送できるようになっています。この企画は南嶌館長もぼくもかつて高校時代郵便友の会の会長をしていたことから発想したもので大変好評です。
2月21日
宝塚のレビュー「タカラヅカ・ドリーム・キングダム」の舞台美術の感想を何人かの方からいただき嬉しく思っています。レビューの中では手前勝手ではありますがぼくが手掛けた美術の演出家三木章雄先生のPart
3が一番よかったと思います。三木先生からも「又一緒にやりましょう」と言っていただいていますのでいつか再びコラボレーションをすることもあるかと楽しみにしています。その時は全編やってみたいですね。宝塚の場合はファンの劇団に対する声が一番効果的です。希望を伝えて下さい。
2月16日
帯状庖疹のお見舞い、宝塚歌劇の舞台美術、熊本市現代美術館での個展、その他質問等色々ありがとうございます。質問はその内お答えできるかと思います。痛みは大分弱まっていますが、微熱があるので、まだ活動は控えています。目下はモグラ状態で地上に出られる暖かい日を待っています。その時見る新鮮な風景は今から楽しみです。
2月9日
帯状庖疹が少し快復に向かっているのですが、今度は風邪気味で頭が重く体がだるいそんな日が2、3日続いています。年内はなんとなく休業のつもりなので、たっぷりある時間を何に使おうかなと考え中です。先ず体力作りですね。次にあまり想像しないこと。想像するとすぐ仕事に結びつくからです。想像を停止すること、考えをストップすることの効用はきっと大きいと思います。座禅では「考えるな」といわれます。考えを停止することで宇宙を知覚することができるといいたいんでしょうね。
2月4日
毎日のように帯状庖疹の体験者よりご親切なサゼッションをいただき大変感謝しております。もうこうなったら全部試してみようかな、とさえ思っています。それにしても意外と若い人が帯状庖疹になっているのを知って驚いています。疲労とストレスなどがたまってそれが一度に出てしまった結果らしいですね。皆様もあまり無理をしないようにして下さい。
2月2日
帯状庖疹そのものは治まったのですが痛みが残っています。下手すると神経痛になりかねません。 帯状庖疹の経験者が想像以上に多いのに今さら驚いています。そんな経験者がどのようにして神経痛にならないで痛みから解放されたか、その体験談を教えていただけないでしょうか。BBSかメールでお知らせ下さい。
1月2日、轟悠さんと夜の公演が終わってから熊本でのトークショーに関してミーティングをしました。さて、どんなトークショーになるか二人共わかりません。すでにチケットは完売とのこと盛り上がっていますね。前もって轟さんに熊本市現代美術館の展覧会を観てもらっていますので、皆様も前もって観ておいて下さい。展覧会の感想なども轟さんからしてもらうつもりです。1月28日のオープニングには轟さんと宝塚劇壇からすでにお花が贈られてきて、トークショーの前評判は盛り上がっています。
「タカラヅカ・ドリーム・キングダム」のPART3の私の舞台美術についてもし批評が頂ければ私のホームページのBBSに感想をお送りいただけると嬉しいです。
2月1日
お正月に中尊寺ゆつ子さんより年賀状をいただき、彼女はその年賀状を”Yokoo
Post Office”欄に掲載してちょうだいというメッセージが書き込んであったんですが、ぼくが入院などでバタバタしてしまってそのままになっていたところ、突然彼女の死が報道され、びっくりしていました。こんなことなら早く掲載するべきだったと後悔しています。ご冥福をお祈りして遅ればせながら年賀状を掲載させていただきます。